『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』

『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』
南雲吉則

読後の感想
表紙の帯がすごすぎる。
現在の写真と、ご自身が30代のときの写真を下に並べているのですが、現在のほうが若い。
というよりも、過去の写真が老けすぎているような…。

響いたのは

どうしてもスポーツをしたい方は、まず家事や仕事を100%完璧にこなしてください。それでも時間と体力が余っているならスポーツで発散しても結構です。お子さんが宿題をせずに遊んでいたらあなたは怒るでしょう。それと同じことです。きちんと、家事や仕事ができていない人にスポーツをする資格はありません(P.031)

でした。

一部は取り入れて、一部は聞き流します。

印象的なくだり

 長距離の移動のときには、座らなければならないこともあるかと思います。特に、飛行機や新幹線で座らないわけにはいきません。
 このときには、座り方に気をつけてください。
 (中略)
 座面と背もたれとの間にお尻をはさむようにしてできる限り深く腰かけてください。そうすると、下を向かない限り背中を曲げられないので、背中が丸まることはありません。
 この状態で、背もたれにあまり寄りかからないようにしながら、背筋をピッと伸ばして、胸を張っておなかを引っ込めているだけでも、基礎代謝が上がります(P.40)。

電車での長距離移動が多いので実践してみました。
かなりキツイですが、ダラダラとしていた頃に比べて、疲れなくなりました。

 魚のほかに、身近なところにある完全栄養といえば卵です。卵から1つの命が生まれてくるわけですから、1つの命を構成するのに必要な栄養素はすべてそこに含まれています。
 ただし、同じ卵でも魚の卵はとりすぎてはいけません。「痛風」になるからです。
 (中略)
 実は、痛風はぜいたくなものではなく、生物の遺伝子の中に含まれている「プリン体」が原因です。プリン体は体中で尿酸に分解されて、関節の部分で結石を起こすので、足の親指のつけ根の部分や、かかと、足の関節などに、非常に強い痛みを引き起こします(P.86)。

 ものわかりのよい人というのは、友人として非常にありがたく感じる存在ですが、いつも肯定的な意見をいう人というのは、問題の解決にはあまりなっていないものです。そういう人のことを「イネーブラー」と呼びます(P.150)。

 娘から臭いといわれるとお父さんは傷つきます。そこでズバリ申し上げます。「年ごろの娘さんが自分の父親のにおいを嫌うのは、種の多様性を守るためだ」
 動物の集団社会における雌にとって、自分の父親を見分けるのは非常に難しいものです。そうとは知らずに交尾すると、近親相姦になって、種の多様性が維持できなくなります。
 そこで「HLA」という遺伝子が体のにおいを規定し、親から子に遺伝します。子どものときにはにおいで親を探し、成熟すると、自分のにおいに非常に近い雄は近づけないようにするのです。それが動物社会における掟なのです。
 年頃の娘さんから臭いといわれてもそれは体臭のせいではありませんから気にしないでください(P.180)。

心の準備ができました。
でも「気にしないでください」はちょっとムリ。

 ケガをしたときこそ歩く
 人間だと車いすを使うことで機能を補おうという考え方になりがちですが、使われなくなった途端に機能というのはどんどん失われていってしまうため、やはり多少無理をしてでも体の機能はどんどん使わなければなりません(P.205)。