タイトルは、雑誌名より、JRおよび交通界の現状を分析・解説する総合専門誌なのです。
特集は「鉄道病院の運営」ですが、あんまり興味のある内容ではなく、一番面白かったのは、「鉄道歴史パーク in SAIJO」。
愛媛県西条市にあり、オープンは2007年11月。
0系新幹線の展示があり、なんと運転台にも乗れるみたい。
行きた~い。
あと、へぇと思った文章。
宮脇俊三さんの『時刻表昭和史』の「米坂線109列車」によると、ポツダム宣言受諾の日(1945年08月15日)、人々はめまいがするような真夏の日に、時が止まったように立ち尽くしていた。でもこんな日でも、汽車は正確に走っていた、と書いている(P056)。
こんなときでも汽車は走るのか。私は信じられない思いがしていた。けれども坂町行109列車は入ってきた…日本の汽車は時刻表通りに走っていたのである。
準天頂衛星(高仰角70度以上)の利用についてのお話(P058)。
GPS単独だと、誤差は10m程度、これが準天頂衛星を利用すると、誤差は1m程度になるらしい。
でも、必要??
最後に、未来っぽいなぁと思った記事。
自動改札の床に発電する仕組みを設けて、人が通るたびに発電できるようにという実験が、JR東日本の東京駅八重洲口北口改札で行われていた(もう終了)とのお話。
発電床は床上を歩行する時などに生じる振動のエネルギーを利用し、床内部に組み込まれた圧電素子(圧力・振動を電圧に変換する素子)によって発電を行うシステムで(後略)(P070)。
いやぁ、なんか近未来っぽい試みで素敵。
気になる発電量は、前回の実験(2006年10月16日から12月08日)では、最大で一人当たり約0.12W秒、一日当たり1万W秒(100W電球で100秒点灯)、ただ耐久性に難ありだったらしい。
今回の目標は、一日当たり最大で500KW(100W電球で約80分点灯)らしい。