『情報整理術 クマガイ式』
かんき出版
熊谷 正寿
読後の感想
タイトルは「整理」となっていますが、着目点は探し物等で「時間を浪費しない」ために整理するという点です。
パソコン関係の部分はちょっと古いですが実践的だし、何より文章の暖かみが非常に元気が出ます。
熊谷さんの本は、僕が個人的に好きすぎて冷静な評価が難しいなぁ(笑
『一冊の手帳で夢は必ずかなう』同様、実行したときの効果が大きいけど、実行するのが難しいために
どれだけ現状に落とし込んで読めるかが、評価の分かれ目だと思います。
印象的なくだり
一番の時間の浪費は探し物をすること(P020)。
・「学校では、知識は教えるけど知識の獲得のしかたはあまり教えてくれない」
このことは、情報整理についても同じことが言えます。情報そのものはいろいろなソースから入手できるのですが、その情報の整理の仕方や活かし方は、学校や社会もなかなか体系立てて教えてくれないのです(P030)。
情報整理には確かに「あとで容易に素早く検索するため」という目的があるのですが、もう一つ大きな裏の目的があるのです。それは「情報への接触頻度を高める」ということです。「繰り返し情報に接触する」という目的です(P053)。
しかかりのファイルを入れる「To Do フォルダ」
最後のフォルダ「To Do フォルダ」には、現在進行形のフォルダやファイルを入れておきます。いわゆる「しかかり」のものを、ここに収納しておくのです。そして、ここを開ければ、今やらなければならないことがすべてわかるようにしておくのです(P075)。
私は常々「何事に対しても、すぐにアクションを起こすのではなく、まずそれを達成するための一番効率のいい方法を考える。そして、一息おいてから、最短距離を一気に走る」ということを心がけています(P121)。
名刺を一目見れば「いつ、どんな経緯で」会ったかがわかる方法
私は名刺をもらうと、先方と別れてからその名刺に「いつ会ったのか」を書き込むクセをつけておきました。ここまでなら多くの方も実践していると思うのですが、クマガイ式ではその書き込み方にもちょっとした工夫があります。
もしこちらから声をかけ、弊社にお越しいただいた場合には、名刺の上部に日付を書き込むのです。先方から声をかけていただいて、やはり弊社にお越しいただいた場合は、名刺の右部に日付を書き込むのです。
また、こちらから声をかけてどこか弊社以外の場所でお会いした場合は、名刺の下部に日付と場所を書き込み、先方から声をかけていただいて弊社以外の場所でお会いした場合は、名刺の左部に日付と名前を書き込みます(P123)。
ブラウザのホームはブランクにしておく
ブラウザについてですが、立ち上がるまでの時間をより短縮化するために、ホームをブランクにしています(P182)。
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