新しい組織の中で働くと、時折このルールはなぜ発生したんだろう?
と思うことがしばしばあります。
もちろん何かのルールが成立するにはある意味合理的な理由があり
きっとその過程において必要だったのであろうとと推測される訳です。
ただ、現時点でもその理由が合理的かどうかは別問題なので
最近は、理由をもう一度よく考えたりしています。
こんな時によく思い出すのが、黒ひげ危機一発(「髪」ではない)ゲームのことです。
(樽の中に剣を指し、海賊が飛び出るまで指し続けるという残酷な遊びです)
実はタカラトミーから発売された当初のルールは
海賊が飛び出ると「勝ち!」というものでした。
ところがクイズ番組「クイズ!ドレミファドン!」で
小道具として使われると、なぜか海賊が飛び出ると「負け!」という
ルールが世間一般で広まってしましました。
そこで、タカラトミーがやったことはというと
「取扱説明書の記載を、海賊が飛び出ると「負け!」に変えた」というもの。
ただ単に「勝ち」を「負け」に変えただけでゲーム性としては
大して変わらないじゃん、と評価することもできるとは思う人もいるかもしれません。
しかし、一度決めたことを変えるのは、最初に決めるよりもより大きなエネルギーを
必要する訳で、個人的には「すごいこと」だなぁと思うのです
(あくまで個人的にはです)。
そんなことを考えた週末でした。
どっとはらい。