「再配達」は無駄の極み

クロネコヤマトに代表される日本の宅配サービスはとてもレベルが高い。
中学生の時にホームステイ先で体験した新聞配達は
玄関付近をめがけて新聞を投げつけるシステムで当時は衝撃を受けました。
日本だと、お客さんのモノを投げつけるなんて考えられない、と。

で、時代は変わり現代の荷物は大幅に増えています。
クロネコヤマト小倉社長は「サービスが先、利益は後」の小倉イズムで
郵便小包が独占していた市場を切り開いたのは有名な話ですが
安価で大量に時間指定までできるサービスは
当然のごとく宅配業者の過度な負担を生みました。

長時間労働、人手不足など様々な影響があるとはいえ
今のままでは配送業者に負担のしわ寄せが行くのは明らかです。
値上げ、だけではなく、受け取る側も
金銭的コスト以外のコストを負担しないといけないでしょう。
例えば、マンションの入り口などに設置される
宅配ロッカーなどです。
新築マンションの9割に設置されているとはいえ、戸建はまだまだ少数。
都心部の駅には設置されていますが、利用者の数よりも
圧倒的に少ないため、まだまだ課題は多くあります。

ネット通販は圧倒的に便利ですが
その便利さに隠れたコストを誰が支払っているのか
そして、今後は誰が支払うことになるのかを
きちんと考えないといけないでしょう、とモヤモヤ感じました。

どっとはらい。

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