『頭がいい人、仕事ができる人の学び方』

『頭がいい人、仕事ができる人の学び方』
明日香出版社
関根雅泰

読後の感想
仕事術ではなく、学び方にウェイトを置いていたのが気になって手にとってみました。
多くの人が陥りやすい「頭がいい=仕事ができる」について、言葉の意味を変えつつ、同じ単語を使い続ける点が、多少気になりましたが、おおむね理解できる内容でした。まぁ、新発見はありませんでしたが…。
タイプ別に分けるのは意味は分かりませんでしたが、自分は今どのあたりかな、と考えるきっかけにはなりました。

印象的なくだり
相手によっては、直球で聞いても答えてくれなかったり、前にも聞いた覚えもあるので2度目が聞きづらかったり、立場的に質問がしずらかったりと、様々なケースがあると思います。
そんなとき、役に立つのが、「念の為」質問です。「念の為に、~について確認しておきたいのですが・・・」「~という風にやろうと思っているのですが、どうでしょうか?念の為、確認をと思いまして・・・」など、キーワードは「念の為」です。本当は分かっているけど、あえて確認のために聞いているんですよ」というのをアピールできるのが、この「念の為」という言葉なのです(P051)。

初級ランクの学び上手は、型を持っている。
中級ランクの学び上手は、柔軟性がある。
上級ランクの学び上手は、他者を活かせる(P149)。

初級ランクの学び上手になってもらうために
仮に、一つでも成功した経験を持たすことができたならば、大事なのはその振り返りです。なぜ上手くいったのか、成功の理由を本人が理解するように手助けするのです。
中級ランクの学び上手になってもらうために
自分の成功パターンに、プラスして他者のやり方を柔軟に取り入れるためにも、他者との接触が必要になります。
上級ランクの学び上手になってもらうために
他者を活かせる機会を与えてあげることが近道となります(P.153)。