シベリア鉄道に乗りたいから、最近のロシア調べてみた

新型コロナの対策が進めばまた海外旅行に行きたいと思い候補地を調べています。
最近の興味はシベリア鉄道です。
そういえば高校の世界史で学習したい以降のロシアについて
きちんと調べていなかったので、治安の観点から調べてみました。

まとめとしては、プーチン大統領は非常に好戦的ということでした。

21世紀に入ってからでも
・2008年にジョージアに侵攻した8月戦争(21世紀最初の戦争)
・2014年にウクライナ南部のクリミア半島併合(クリミア危機)
・ロシアの飛び地カリーニングラードに短距離弾道ミサイルイスカンダル配備
と、積極的な軍事政策でドキドキします。

なお、短距離弾道ミサイルのイスカンダルは射程距離が約500キロで新型は700キロまで届く代物で
射程距離内にはワルシャワ(ポーランド)、ビリニュス(リトアニア)、リガ(ラトビア)
700キロまで伸びるとベルリン(ドイツ)まで届いてしまいます。

このロシアの行動に対しては、隣接する国(特に過去に侵攻されたことがある国)は
かなりナーバスになっているようです。
なかでもスウェーデンの対応が目立ちました。

・スウェーデンの軍事費の増加
2016年から軍事費2240億クローネに増やした。それまでよりも170億クローネ増やした(2310億円)
・2010年に徴兵制を廃止したが、2017年に復活
・男性も女性も徴兵の対象になる
・NATOへの加盟を検討
(仮にスウェーデンがNATOに加盟すると隣国の非加盟のフィンランドも同じ気持ちになりそう)
・バルト海に浮かぶゴットランド島で軍事演習

スウェーデンだけではなく、ヨーロッパもロシアを警戒しています。
その理由は、2014年のクリミア危機でロシアがウクライナに侵攻した理由が
「ロシア人保護」だったからです。
2014年以前は、一応1975年のヘルシンキ宣言によって
第二次世界大戦後のヨーロッパとロシアの国境線に関する合意がされていました。
しかし、ロシアは自国民保護を理由に一方的にヘルシンキ宣言に反する行動をとりました。
実際にヨーロッパにはロシア人だらけなのでこの理屈だとどこにでも侵攻できてしまうのです。

さすがにこのロシアの行動は周囲の理解も得られず
キューバ、シリア、リビアなどの一部の過激な国を除いてみんな反対でした。
しかも親ロの国、ベラルーシ、アルメニア、カザフスタンですら。

さらに、上海協力機構首脳会議においては中国も
南オセチア・アブハジアの独立を承認しなかったので、さすがにこのロシアの行動はやりすぎでしょう。

いずれにせよシベリア鉄道に乗るときは、このあたりの背景を考慮して
紛争が生じているエリアは避けて行動しようと思います(当たり前

どっとはらい。

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捨てたものたち(Nov 3, 2020まで)

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