図解整理術 仕事のできる人の、この”手法”を盗め!
三笠書房
壺阪龍哉
読後の感想
かなり昔に読んだはずなのに、なかなか出来ていないことが多くて反省させられる点が多い本でした。
すべての人に当てはまるとは思いませんが、ルーチンワークの点だけなら、参考になる人は多いと思います。
この本を読もうと考えたきっかけは、自己紹介の方法の部分がかなり秀逸だと感じたからです。最近多くの人に会う機会を持てるようになり、自分の自己紹介の下手さに意気消沈していたので、ゆっくり考えるきっかけになりました。
自己紹介の方法についてのくだり
まず、自己紹介で語る項目は、名前、年齢、干支、出身地、血液型、性格、趣味、得意とすること、夢、好きな言葉の十項目である(P050)。
伝えたいポイントを逃さない方法
why-目的の明確化-話す内容から無駄を無くす
whom-聴衆分析-聞き手の興味や関心をとらえる
what-話す内容-序論→本論→結論の「三段構え」を使う
when-時間配分-時間制約の中で内容や表現を工夫する
where-話す環境-部屋の照明、空調は?聴衆は立っているか、座っているか
how-話し方-堂々と、親しみやすく明るい態度で話す
check-評価とフィードバック-遠慮なく指摘してもらい、次につなげる
印象的なくだり
留守番電話が苦手だといって、不在だとわかると切ってしまう人もいるが、これは非常に失礼なことだ。
相手はこちらに配慮して留守番電話を使っているのだから、用件を伝えるか、せめて名前だけでも残しておこう(P125)。