すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!
大和書房
大橋禅太郎
読後の感想
非常に薄い本ですが、会議や話し合いのやり方について大いに参考になる本です。
形式的になっている話し合いをなんとかしたいなら、是非読むべきだと思います。
印象的なくだり
紙に書いてから発表すること
人の意見を気にすることなく、それを発表するしくみを手に入れた(P051-052)
「誰がどの部門を主に担当すれば、最も効果的に戦略的フォーカスを達成できるか」という質問をした。
僕にとってはちょっといやな質問だ。
いまは技術の担当をやっているが、それが世界一好きとか上手というわけではなく、できれば製品設計やマーケティングにクビをつっこみたい。
彼は「誰がどの部門を担当したいか?」ではなく、「誰がどの部門を担当すれば最も効果的か?」という質問をしてきたのである(P074)。
「その言い方だったらかえって『NO』と言ってくれよ」という「YES」は組織のなかでよく見る。
言葉そのものも重要だが、その裏に流れているコンテキスト(流れ、雰囲気、行動背景)が、相手がその言葉から受ける「意味」を決定づける(P104)。
この本をどうやって活用するか
問題を「どのようにすれば」に置き換える(P058)
→「○○ができない」で止まるのではなく「じゃあ、○○ができるにはどうすればよいか」に置き換えて考えるよう意識し、癖を付ける。