お仕事で松本市に来ております。
お仕事先が、松本城の(バスの駐車場)すぐ近くなので、その辺をウロチョロしているとかなり高い確率で観光客に遭遇いたします。
そんな訳で(どんな?)、歩いていると三回に一回は「シャッターを押してもらえますか?」と声をかけられます(五日で二回なの)。
まぁおそらく僕の背後からほとばしる隠し切れない「頼まれたら断れないどころか、少しサービスします」オーラが出ているのか、はたまた「メガネ・スーツ・短髪」という「ザ・給与所得者」風の雰囲気がそうさせているのか、単に頼みやすいところを歩いているだけなのか、どうなんでしょうね。
その「頼まれやすさ」は国際的にも通じるらしく、先日スラブ系と思われる色素の薄い妙齢の女性二人からシャッターを頼まれたので、せっかくなので松本の印象を良くしようと(今思えば逆効果かも)、軽く世間話をしていました。
まずは「どっから来たんですか?」と日本語で聞いてみました、が、まるで通じていない様子(そもそも通じるとは思っていない)。
というわけで、英語で。
答えは、僕が言うのもなんですが、僕とどっこいどっこいの下手っぴな英語で「We came from Georgia」とのこと。
はて、ジョージア?そんな州あったかな?(注:あります)。
どの辺りの州(state)?と聞くと、
「州(state)じゃない、国(country)だ」とか「○○(多分固有名詞だろうけど知らない単語)の西」とのこと。
まぁ、そういった州が国家から独立!な思想もあるのかなぁと思いつつ、この後は日本の何処を回るんですか?なんて聞いたり、大阪行って新幹線乗って帰りに新幹線から富士山見る、ということを聞いたり、「富士山みたいなら新幹線でE席に座るといいよ」というようなことを言ったり、どのへんまで意思疎通ができているか分からないけど、そんなお話をして気をつけてね~、と別れました。
戻る途中にGeorgiaってどのへんかなぁと調べてみたら衝撃の事実。
もしかして、彼女らは「グルジア」という意味で言ってたんではなかろうかと。
グルジアは、Georgiaのロシア語読み。
ところが英語ではジョージア。
スペルも発音も同じらしい。
旧ソビエト連邦から独立したところも話としては一致している(属州ではないという意味)し、英語が下手っぴだったのも納得(人のことはいえないが)。
というわけで、真偽の程は不明ですが、きっとグルジアから来たんだろう旅行者たちに日本の印象を良くした(と思い込んでいる)のでした。
どっとはらい
(缶コーヒーとは無関係です)。
正にそれが異文化交流の面白さだと思う。
だけれどもホント最低限の知識は必要だよね。
その上での拙い英語力同士での会話ってそれまた面白いんだよねぇ。
お互いに訛りがあって聞き取りにくかったりするから。
まー私はアホだからまた余計になんだけれどーw