小見出しを付けるのは本文の前か後か問題

小見出しを付けるのは本文の前か後か問題
仕事や遊び、家庭で色々な文章を書くことが多いのですが、読み手に分かりやすいように本文前には小見出しを付けるように心がけています。
ところで最近、とあるエッセイを読んでいてふと思ったのが、小見出しと本文が余り一致していない、というかむしろ本文内容から考えると、結論が小見出しと逆なのでは?ということがありました。
なぜこのようなことが起こったのかを考えると、おそらく読み手と同じように書き手も、まず小見出しを書いてから本文を欠いていたのでしょうかと思いいたりました。本文よりも前に小見出しを書く以上、先に要約してから後から付け加えた、という形になるはずです。

しかし、往々にして書いているうちに文章の本筋が変わってくることもあり、結果として小見出しの内容と本文が不一致ということになったのでしょう。
さて、このことから分かるように本文を書き終わって本文は書いてみないとどういったものなるか分からない為、書いた文章を振り返った上で、流れを整えてから、小見出しを付けるのがよいのではないかと個人的には思っているのですが、そうなると文頭に戻らないといけないという大変面倒な作業が発生してしまいます。

たとえば、日常的に文章を書く人であれば余計に手間です。面倒です。当然面倒からは逃げ出したくなるのが人の常というものです。多分にもれず私もです。
そのため、正確に他人に伝えないといけない、というような重要な文章に限ってのみ推敲して日常的には書き殴って過ごしている、という結果になるのですが、それはそれで「あの人、普段の文章は読みにくいよね」ということになってしまうのです。「しまうのです」とあたかも受け身で不可避のように書きましたが、あくまでも自業自得であることは間違いありません。

というわけで、小見出しを見ると「この小見出しは先に書いたのかな?それとも後に書いたのかな?」とどうでもいい視点で見てしまいます。

どっとはらい。