「映像をインターネットで配信した」モノって映画なの?
数年前、カンヌ映画祭は
「フランスの映画館で公開しない映画はコンペ部門で選ばない」と宣言しました。
要するにネットフリックス限定で映像を配信したり
Amazonオリジナル映画は、賞の対象じゃないというわけです。
「殺人の追憶」「グエムル漢江の怪物」のポン・ジュノ監督のインタビューを見ると
最近の若手の監督は、大手の商業映画と
インディペンデント(非大手系)映画がくっきり分かれてきているらしい。
その中でAmazonやネットフリックスのほうが、配給会社よりもお金持っている。
ということは、才能はそっちに流れるんじゃないかなと思う。
ファイナルカット(最終編集権)は普通、監督ではなく
プロデューサーが持っているが、Amazonやネットフリックスは
そういったファイナルカットも監督に渡すらしい。
Amazonプライムで少し見ただけだけど
オリジナルドラマシリーズの
「高い城の男」や「アメリカンゴッド」なんかは
ものすごいお金かかっているのが分かる。
制作する側からすると、お金も出してもらえて
編集する権利ももらえれば、そりゃあどちらを選ぶか明らかだよね、ということ。
最近だと、賞に選んでもらうためだけに、映画館で公開するのも
あったりするらしいんだけど、なんか本末転倒だよなぁ(おちなし
どっとはらい。
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