『シング・ストリート 未来へのうた』

「シング・ストリート 未来へのうた」
原題:Sing Street

監督 ジョン・カーニー
出演者
主人公コナー
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ

ヒロインラフィーナ
ルーシー・ボイントン

母親ペニー
マリア・ドイル・ケネデ

エイダン・ギレン

兄ブレンダン
ジャック・レイナー

鑑賞後の感想
最高最高。
最近の映画の中では抜群でした。

舞台は1980年代のアイルランド。
主人公の高校生はもてたいためにバンドを始める。
というありがちなストーリーの中に
青春って感じの青くてムズムズする感じや
もう一歩踏み込めば、というイライラ感も
すべて消化しきった映画でした。
プロムあたりの場面は、まんまアメリカの青春です。
自分のバンドがプロムで演奏し、みんながダンス。
兄はハーレーで乗りつけ、両親は仲良く踊る。
ヒロインはドレスアップして遅れて登場。
100パーセントコナーの妄想の映像化でにやり。
何度も見たいシーンです。

というか、校長がアクロバットで登場って
どんな願望の現れなんだろうね。

バンドメンバーの中でもウサギ好きの彼は
控えめに言っても最高でした。
設定攻めすぎ。そしてローディもやるじゃん。

アイルランドって映画の舞台だといつも不況の気がする。

a-haやデュラン・デュラン、フィルコリンズと
英国ロック好きにはたまらない。
個人的にはtwo door cinema clubを思い出しながら聞いていました。

実は裏テーマにお兄さんのストーリーがあり
なんかホロリとしてしまった。
兄には兄のストーリーがあって
描かれていないけど、実は弟に自分を重ねていたんだなぁと。

ラストの嵐は、二人が海を渡ったあとの暗示なのだろうか、と
思いながら見た映画でした。

あと、イエズス会のだと離婚できないのか、と
思いました(今は違うかも)。

どっとはらい。