『デジタルライフ・モノワーカー』高澤けーすけ
読後の感想
最近「物を捨てること」にはまっているので、「物に対するこだわりが読めるかな」と思って購入しましたが、ちょっとだけ期待値が高すぎて、楽しめない一冊でした。
例えば筆者は、他の単語や英語に翻訳していたのに「モノ」だけは日本語にこだわっていました。
第3章は「仕事を豊かにするマイフェイバリット・モノ」とあって、何らかの意味があって「モノ」を使っているのだろうと勝手に解釈しておりました。
しかしながら、最後まで読んでみて、特に言及がなかったことにずっこけた次第です。
この手の「自分の大好きな物」を発信する人は、「なぜ本にしたのか」を考えていただきたいと思います。
単なる物を紹介するのであればアフェリエイトも貼れるネット記事の方が絶対的に有利なわけです。
そうではなく、わざわざ本という媒体にして、この一品に対する思い入れを読みたかったのです。
とはいえ、親近感を持ったのは105ページの
「僕の場合は、このアイデア出しという作業だけは、どうしても手書きでないとできないのです」
という部分です。
自分の場合も、まさに紙でやっていたのですが、著者の場合はiPad miniのAppである「Good note5」を使っており、道具は別ですが、考え方の根底は似ているなと親しみを感じました。
手書きにすることでキーボードを打つことでは得られない、手と目が一緒にアウトプットするという体験を得られるというわけです。
Apple pencilとアプリで手書きするというのは非常にいい考えなので、私もGood note5とApple pencilを使おうと決めました。
(両方とも持っていましtが組み合わせて使っていませんでした)
またこれは「仕事を頼む側」の立場からは、納得感が高い文章は
203ページの「自分自身の媒体資料を作り」「媒体資料には案件に関する予算はもちろん、視聴者層や流入元など、最初のメールの時点では聞かれていないけど、あったら便利な情報を盛り込んでいる」という部分でした。
自分自身の媒体資料を作っておくと、仕事を依頼されるたびに発生する支払いなどの諸条件や、資料などの提供などを全て事前に省くことができます。
今はまだ自分自身の媒体資料を作る必要はないのですが、そのうち必要になったら作っておこうと心に決めました。
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