飯田線・飯山線旅行記(一日目)

飯田線・飯山線旅行記(一日目)

午前四時ごろ起床。
少し体調が悪かったので、寝付けずほとんど眠らずに朝を迎えてしまいました。
何だか後頭部の右部分に鈍痛を感じるんだけどなぁ、不安。

まぁそれはともかく、無事に乗車。
途中御茶ノ水駅にて、総武線から中央本線に乗換。
駅のほうも心得たもので、一分しかないにも拘わらずホームを出て対面ホームに乗換という分かりやすい図式。
中央本線の景色を見るとエヴァンゲリオンを思い出す。
立川あたりから緑が増えてくるんだけど、電車自体はロングシートで都会風のギャップがたまらん。
高尾駅にて乗換。今度はボックスシート。旅行に来たって実感がようやく(笑
ちなみに中央本線に乗るのならオススメは富士山側。
天気がよければきれいにくっきりと見えます。
新幹線みたいにあっという間に見えなくならないので、大きさが実感できますよ。

途中、笹子駅で松をチラッと見たので、もしかしてかの有名な信玄公旗掛松事件の松かなぁと
思って調べてみましたが、全然違っ(笑
正しくは、日野春駅でした。

その後、同じボックスシートでご一緒したSさんと談笑(甲府駅より)。
聞くとこれから上高地のほうに登山に行かれるとのこと。
実はこのSさんに手帳を拾って松本駅に届けていただきました。
本当にありがとうございます。
また隣のボックスシートでご一緒したAさん親子にも感謝。
味気ない一人旅の予定でしたが、小学一年生の元気な声のおかげで華やかなものになりました。
って子供って元気だよねぇ。全力で遊んでるよ、全力だ~。

下諏訪駅にて乗換。
実は上諏訪が飯田線直通の電車の始発駅だったのですが、降りたことのない下諏訪で。
足湯は上諏訪駅でした。あぁ勘違い。

IMG_0726.JPG

下諏訪駅で待ってたらやってきたのは、313系。
ピッカピカ(死語)の転換クロスシート車両です。らっき~。
ちなみにドアは押しボタン半自動なのですが、都会の人には珍しいらしい。
いやぁ、寒冷地は冬になると車内保温のため手動になるといったら、司令は大いに驚いていたので。

ここで先ほどのSさんよりお電話をいただき、手帳を落としたことを知りました。
わざわざ留守番電話にご連絡までいただき本当に感謝感謝でございます。

というわけで、ここから先は、手帳にメモが詳細に残っていないため割と大雑把に(笑

飯田線は相変わらずのんびりした様子。
伊那福岡-田切間のΩカーブも堪能したし、沢渡(これで「さわんど」と読む難読駅)の読み方も覚えたし。
ご一緒したAさんに教えていただいたのですが、飯田線眺望マニュアルみたいなサイトがあるんですね。
どっち側にいい景色があるとか、かなり細かくカバーしているそうな。

お昼前に目的地到着。Mさんに迎えに来てもらい、寄り道をしつつ伊那観光。
昼食は、オススメのお店「めいと」のソースかつ丼。
昔ながらの雰囲気でほっとできるお店でした。マスター渋すぎ。
味は素朴で大味ですが、とても美味しかったです。
残念ながら自分にはちょっとボリュームが大きすぎて完食できませんでしたが(泣

IMG_0730.JPG

その後、ドライブをしつつ伊那の景色を堪能しつつ、高遠にある、喫茶店兼古本屋さんの「長藤文庫」へ。
なんと江戸時代からある旅籠を改装したお店で、ということは築何百年!
お店に入ると何だか時間がゆっくりになっているような感じが(いや、本当に)。
ひんやりとしたお店の中をたまに通る車の音しかしない場所は、なぜか田舎の祖父の家を思い出します。
こういうのんびりできる場所にいると時間って相対的に過ぎていくよねぇ。
旅行中だったので、荷物を増やす気は余りなかったのですが、丸山真男の『日本の思想』の初版本第一刷を発見。
これは買わざるを得ない。

IMG_0753.JPG

次に、しんわの丘ローズガーデンへ。
薔薇に囲まれた公園でした。降り立ってすぐ薔薇の香りが漂ってきて、いいなぁと感じました。
人工ではなく天然の香りって気持ちが和らぎます。

その後温泉に入り、蕎麦を食しに行きました。
やはり長野といえば蕎麦が食べたくなります(結局翌日も蕎麦を食べたけど(笑

そんな一日目(続く)。

Sさん、Aさん、そして色々と案内(と心配)してくれたMさん、本当にありがとう。