販路拡大

 フィリップ・コトラーという経営学者がいる。結構有名な人みたい。正直に告白すると氏の著書の中で、きちんと読んだのは一冊だけ。しかし、自分の考え方に大きな影響を与える結果となった。

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 以下、自分の理解なので誤りのある可能性も。興味のある人は自分で本を読んだりして調べてね。

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 企業が(ま、企業だけじゃないんだろうけど)経営をするにあたって基本戦略として四つ考えられる。一、リーダー戦略。二、チャレンジャー戦略。三、フォロワー戦略。四、ニッチ戦略である(以下、戦略を略する)。

 トップシェアを誇る「リーダー」とすれば、目指すは市場の拡大である。業界内のシェアが一番なら、市場が拡大すればさらに差が広がるはずであるからである(理論上は)。
 「チャレレンジャー」は業界内のシェアの拡大を目指す。攻撃的な戦略を仕掛けて、自分のシェアを増やすことを目標とする。
 「フォロワー」は文字通り、「リーダー」や「チャレンジャー」を追いかける戦略。

 そして、「ニッチ」はいわゆる隙間産業である。大きなところが狙わないところを集中して、その分野でのシェアを勝ち取ろうとする。

 さて、自分が目指すべき道はどれか。最終的には何でも屋的な法律家になりたいと思うのだが、当面はニッチである。そもそもスタート時点で、リーダーやチャレンジャーは無謀であり、フォロワーは先細りである。
 つまり、最初はある分野に特化して(もちろん全体的な平均点は満たしつつ)いかねば、お先真っ暗、という気がする。

 できるのかしら、という不安もあるが、そうではない。やるのだ。為せば成る、為さねば成らぬ。成るわざを為らんと捨つる人のはかなき、の精神で。