『貧困ビジネス』

『貧困ビジネス』
門倉 貴史
幻冬舎

読後の感想
残念ながら全体の記述は現状の確認にとどまっており、ネットの記事の範疇を出ていないように感じました。
今後についての展望を示したのは、なんとか第6章くらいであとは新発見はありませんでした。
読みたかった内容はどうすれば解決に向かうかだったんだけどなぁ。

印象的なくだり
「貧困ビジネス」とは何でしょうか?NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長の湯浅誠さんは、「貧困ビジネス」を「貧困層をターゲットにしていて、かつ貧困からの脱却に資することなく、貧困を固定化するビジネス」(「世界」2008年10月号)と定義しています(P014)。

「ゼロゼロ物件」では、契約書が、「借地借家法」の適用される賃貸借契約ではなく、「借地借家法」の適用されない「施設付鍵利用契約書」になっていることが少なくありません(P029)。

治験ボランティアの紹介を行う業者は、医療機関と契約を結んでいます。治験ボランティアに関する情報は無料で提供することが原則で、紹介業者は治験ボランティアを希望する人からはいっさいお金をとらず、治験を実施する医療機関から報酬をもらいます(P067)。

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「『貧困ビジネス』」への1件のフィードバック

  1. 日弁連の貧困ビジネス被害シンポジウム続報

    日弁連の貧困ビジネス被害シンポジウムについて、報道をご紹介します。 「貧困ビジネス」とは、湯浅誠さんが使い始めた概念で「貧困層をターゲットにしていて、かつ貧困からの脱却に資することなく、貧困を固定化するビジネス」を言います。湯浅さんは、日本社会の貧困化..

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