二会メモ『進化しすぎた脳』

片手で足りなくなりました第六回。
課題本は、高校生との対話中心形式である池谷さんの「進化しすぎた脳」。
今回だけイレギュラーで東京駅近くのスタバで開催したため、場所が分かりづらく、開始時間になっても二人しかいなかったので開催が危ぶまれました。

問題を出された瞬間にゆらぎによって正解不正解が決まっているという話は、なかなか理解しにくいところがありましたが、ゆらぎを経験則によってコントロールすることができるのであれば、それを努力を呼ぶのではないかという話題で盛り上がりました。
また、体が先に環境に適応し、それに応じて脳が進化するという部分で、born to runの話題がでました。ウルトラマラソンのお話。
最後は人工知能は作れるかという話題。結局知能というものの定義の話になり、あらかじめプログラムされたものは作れるだろうが、自らの意思(いわゆる自我)をもったものは難しいだろうという結論になりました。

ちなみに途中で紹介した集団行動。見えていないからこそできる行動です。

Aさんが「気持ち悪い」とつぶやいたのが印象的でした。

「二会メモ『進化しすぎた脳』」への3件のフィードバック

  1. はじめまして。
    高間大介氏著『人間はどこから来たのか、どこへ行くのか』の中で
    大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授が
    「ただ心を作れといわれても困りますけど、心をもつと信じる機能であればつくれるような気がしているんです…(中略)…心があるって互いに信じている。この信じているというループ、これはなんかプログラムできそうな気がしてしょうがないんです。」なんておっしゃっています。
    自我の目覚めの何歩か前まで工学の世界ってきちゃっているんですかね。
    既読かとも思いましたが参考まで記しました。

  2. 動画がwww
    気持ち悪い、きれい、かっこいい、面白い。
    このプログラムを考えた人すごい!

  3. >たぬきねいりさんへ
    コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、心や自我の定義次第ではもう目覚めの数歩手前まで来ているでしょうね。
    ちょっと自己矛盾を起こしていそうですが、「機械には心や自我はない」と考えているかたは、心や自我を人間しか持ち得ない「風に」定義している傾向にあるかと思います。
    教えてくださってありがとうございます。
    >みかんさん
    それって、最高の褒め言葉ですよねっ!

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