『収入複線化マニュアル』

『収入複線化マニュアル』
藤井孝一

読後の感想
某所で某さん(特に秘す)から「とてもいい本ですよ、おすすめです」と言われ、僕の「おすすめされたのでいつか読むかもしれないリスト」に入っていた本です。
「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」精神のワタクシなので、合わないと知りつつガッツで読みました(30分ほどで)。
ごめんなさい、僕には響きませんでした。
あちこちで色々と「将来不安だから儲けようぜ!(意訳)」的な本について書いていますが、「成功した方ではなく失敗した方の感想も載せておくのが、その手の伝道師の役割じゃなくって(すました顔で)?」。
まぁ、強いていうなら不動産投資のところは割と誠実に書かれていたと思います。なるべく自己資金増やして借り入れするなとか(そのとーり)。

副業している方であれば必携の一冊ですよね(棒読み)。

あ、あと本書の本筋とは異なりますが、名刺を作ろうと強く決意しました(詳細は下記参照)。

印象的なくだり

会社バレが気になる人は確定申告でチェックを
毎年、本業の収入に不動産収入を合わせて確定申告をするわけです。所得税は確定申告で支払えばいいのですが、所得が増えれば住民税額も変わってきます。手続きをしなければ不動産所得で加算された住民税額が会社に通知されてしまいますが、手続きをすれば、増えた分の住民税は自宅に納付書を送ってもらうこともできます(P.166)。

裏は取っていません。

不動産投資初心者の方には「最初は全額キャッシュで買ったほうがいい」と言っています。借り入れをしても、物件価格の50%ぐらいまで。できれば、600万円貯めて300万円の不動産を買うくらいがいい。預金全額で不動産を買ったら、生活防衛資金がなくなっちゃいますよ。だから預金の半額での購入からスタートするのが理想。いまでこそ16の物件を所有していますが、最初は仙台や福岡の250万円くらいのワンルームを見に行ったりもしました。マネジメントできる範囲のことをやるのが大事です
(中略)
もともと、いろんなことをやりたい性格なんです。だから時間が足りないんですよ。趣味と生活と育児、全部片手間になるのは嫌なので、すべてにレバレッジをかけています。
例えば、不動産を見に行くときには子どもを連れて電車で行って、帰りには外食を楽しむ。物件の近くに公園などがあれば、それを利用して、子どもと遊んで帰ってくる。家族との時間が第一です(P.171)。

私たちは生きている限りお金を使いますから、ストックを増やすのではなく、フローを増やす方法を考えるべきです。その点、家賃収入は、永続的にフローを作りだしてくれる理想的な収入源になり得ます(P.214)。

成功できない人の口癖
「会社の名刺ですみませんけど・・・」
セミナー終了後の交流会でよく聞く言葉です。私は「まず自分の名刺を作りましょう」とよく言っています。会社の名前の入っていない名刺を作ることは、会社からの自立の第一歩です。それ以前に、プライベートな活動で会社が社業のために作った名刺を配るのは、会社に対する背任行為です。自分の名刺を持つと、まず意識が変わります。制作コストは100枚単位で数千円です。それすら投資できないようでは、投資マインドどころではありません(P.223)。

「『収入複線化マニュアル』」への2件のフィードバック

  1. 住民税、確かに普通徴収を選択すれば、会社には通知が行かずバレませんよー

  2. >ひとちゃんへ
    あ、普通徴収のことだったのね。
    「特別徴収」が「普通」になってたよ。
    給与所得者の悲しい修正ですな

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