僕は唖でつんぼの人間のふりをしようと考えたんだ

タイトルは『ライ麦畑でつかまえて』のホールデンの言葉から引用。

お仕事で理不尽な目に遭いました(過去形)。
特定を避けるために敢えて書きますが今日ではないということです。
(思い出し怒り)

まぁそれはさておき、世の中の人って自分が理不尽な目に遭った場合
どのように対応するんでしょうね。

他の人はどうだか分からないのですが自分は割と
本の中の言葉に逃げこむ傾向にあると思います。

その時思い出すのは今よりずっと昔に読んだ本が多いです。
おそらく自分自身の自我形成に大きく関わったからでしょう。

その中でもタイトルにある『ライ麦畑でつかまえて』と
『アルジャーノンに花束を』はヘビロテで登場します。
特に「唖(おし)でつんぼの人間のふり」というところがお気に入りです。
(理由は不明。好きだから好きなのです。)

ところが、そうやって自分の世界に閉じこもることができれば
楽なのでしょうけど、残念ながら自分は結局外界と交わらないと生きていくことが
できないと知っているし、アリストテレスの「社会的動物」というもの
不承不承ながらその通りだなと大筋同意なわけなのです。

というわけで、最終的には攻殻機動隊の草薙素子の
「世の中に不満があるなら自分を変えろ、それが嫌なら耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ。」
という形に落ち着くのがいつものパターンです。

まぁ散々書いた結果
「フクダさんって、ムカつくことがあったらどうするの?」という問いに対しては
「スッキリするまで勉強する」という答えになるのですよ、ええ。
ご納得いただけましたか?(私信

ところで、勤務先から渡されて読んでいる
「新人訓練テキスト2014年度版」日本リテイリングセンター発行
の突っ込みどころが多すぎて困っています。
(そもそも自分が読むべきなのか、という疑問はさておき)

例えば、16ページ
「つまり、あなたが命令を聞かなければならない相手は、
直属の上司ただ1人だけなのです」という記載。
もちろんは分からないでもないのですが
問題は「直属の上司以外から命令が飛んできたときどうするか?」
ではないかと思います。
まさか面従腹背しろってことではないでしょうなぁ。

どっとはらい。