『100円のコーラを1000円で売る方法』

読後の感想
一般的には難しいと思われる分野について
かわいらしい女の子が小説仕立てで学び成長し
その所属する組織を成功に導いていく、って、
これはまんま『もしドラ』のエッセンスを完全に
まるパクリなわけです。

というわけで、素直な感想としては、非常に読みやすいようにその理論の肝だけが
すっと入ってくるようにうまく話がまとめられてるし
タイトルもキャッチーなので、手に取りやすいし守備範囲の広い本だと思います。

例えば、この本を読んでいると普段あまりこういった本に興味がない
細君も、なになに?と興味を持ってくれたので、その意味では
手に取る第一歩としては最適なのかもしれないなと思いました。

好き嫌いでいうとちょっと好きではない書き方の本ですが
他人の説明するという観点からすると役に立つ本なのかと思いました。

ともあれ、この主人公の宮前久美に共感する人は
あんまりいないんじゃないかと思います(小説ではないので共感は求めていないのでしょうけど

ちなみにタイトルの答えは、…読めば分かりますよ、ええ(と珍しく引きで終わる

印象的なくだり

「歯医者に来る患者のことを考えて、”虫歯治療”という製品志向から、
”健康な歯を維持する”ちう市場志向に発想転換した結果、歯医者は新市場を
創造できた、ということです。
虫歯になる人は日本人全体の1割にすぎません。
ところが、虫歯になる前の9割の人も顧客に取り込んだことで、
潜在顧客規模を日本人全体に広げたということです」(P.112)。