『ちょい投資』

『ちょい投資』
荻原博子

読後の感想
一般的な投資のうちリスク区分に応じて解説をするという
初心者向けの分かりやすい本でした。
特に衝撃だったのは、投資の本のなかに
住宅ローンを繰り上げ返済しろというのがでてくる点です。
「究極のノーリスク投資!ローンの繰り上げ返済」
はインパクト大でした。まぁ家計は健全化するけどね。
それから、金の投資の中では

相場商品購入のセオリーは、安い時に買って高くなったら売り、その差額で儲けるというものです。
特に「金」の場合には預金と違って利息がつきません。
ですから、「金」で、儲けるとしたら差額で儲けるしかありません(P.246)。

として、ドルコスト平均法を否定して安い時に購入しろと 推奨していましたが実際には、ここ数年の金相場が上昇傾向にあるのに、と思いました。

170206金相場.JPG

そもそも安い時に買って高い時に売れというのは、書くのは簡単だけど実行は難しいでしょう(遠い目

印象的なくだり

「貸株」というのは、その名のとおり他人に自分が持っている株を貸すこと。
預金をするように、証券会社に株を預けて、「貸株金利」をもらいます。
もちろん、株を貸しても株主であることに変わりありませんから、「配当金」はもらえるし「株主優待」も受けられます。
また、貸している間でも、いつでも株を売却することができるので、株価が上がってきたら「売却益」も狙えます(P.148)。

知らなかった…。対象は有名銘柄だけみたいですけどね。