他人に何かを実行させるための考察

他人に何かを実行させるためについて考えてみました。

基本的に私は、他人を変える方向にアプローチすることを好みません。
なぜなら、必要以上にコストがかかりすぎると思っているからです。
つまり、「他人を変える」前に、まず「自分を変える」ほうが楽で危険もないということです。
「危険」要するに、良かれと思って・・・というわけですね。

そういう思想的背景があるので、「他人を変える」ことについて必要以上に構えてしまう傾向にあります。
「他人なんて変えられっこないって・・・」という言い訳が出てきがちなのです。

そこをなんとか押さえて、ムムムと考えてみました。
PDCAのうちに「Do」ですね、「Do」(大事なので二回・・・

まず、考えたのは「Plan」を作ってあげてやらせてみるというもの。
相手の立場に合わせて作った「Plan」なので、バッチリだ!と思ったのはどうやら自分だけだったようで
結局ちゃんと「Do」が行われたかの検証・管理作業が他人では難しい結果になってしまいました。→失敗

次に考えたのは、「Plan」を他人に立てさせて「Do」までさせ、「Check」を一緒にしようというもの。
最初はうまくいったような感じだったのですが、容易に「Do」できる「Plan」ばかり立てたり
その逆で「そりゃ実行できないだろ」という過大な「Plan」が出来てきたり・・・。→失敗

そこで、現在やろうとしているのは、まずやっていることを書き出して、そこから逆算して「Plan」を立てるというもの。
「PDCA」ではなくて「DP」です。つまり、いまやっていることをきちんと「記録」しておきなさいよ、と、その部分だけ口を酸っぱくして言い続けているわけです、ええ。
ところが、その日暮らしで「Do」をしている毎日だと、なかなか「記録」が残っていません。「記憶」ばかりなのです。
というわけで、まずは「記録をつける」というところから始めました。過去の「Do」というか「Did」の収集です。

通勤に何分かかるか、昼食は?、これをやるためにはどのくらい準備が必要か?他人の力を借りる業務はどのくらい前に依頼する必要があるのか?
そういった過去の「Did」を集めさせ、ジグソーパズルのようにスケジュールを組み立てさせることを考えています。

分かりやすく、Googleカレンダーに時間を当てはめたり、付箋を使って可視化しながら組み立てていくわけです。

つまり言いたいのはこういうことです。
・記憶ではなく記録(by ピーター・ドラッカー)
・実行できない計画を立てても無意味
・PDCAの順番に固執し過ぎてはいけない