中央公論新社
早坂隆
読後の感想
日本人に関する世界のジョークを集め、筆者の視点から解説などを加えた本です。人種的なジョークがほとんど入っていないので安心して読めました。
筆者がルーマニアに住んでいたときの体験がところどころに登場し、普段東欧の人がどんな感情を日本に抱いているか考えたことがなかったので、新たな発見でした。
印象的なくだり
マルクスとケインズがあの世で出会い、そして激しい議論を始めた。
相反する思想を持った二人、やはり意見は合わなかったが、たった一つだけ結論の一致をみた話題があった。
それは「自分の理想を体現した国家とはどこだろうか?」という問いであった。
二人とも、「日本」と答えたのである(P080) 。
この本を読んで
ユーモアというのは、やはり会話の潤滑油であって、ユーモアばかりというのは問題だが、全くないのもやはり問題なのかなと感じた。
できればなるべく会話にユーモアをはさめるように、あらかじめ準備していきたいなと思いました。