絶望からの出発

 曽野綾子の『絶望からの出発』を読んでいたら、次のようなくだりがあって、ドキっとした。

夕陽を見る趣味というのは死に向かう趣向で、あまり健康ではない、と誰かが言ったが致し方ない(P022)。

 自分も夕陽が好きで、ダラダラ見てると世の中のこととか、どうでも良くなってくる傾向にある。その上、mixiの写真は、自分で撮影した冬の日本海に沈む夕陽と寄せてくる波という、もうこの世の終わりみたいに暗い状況で撮ったものである(もちろんその日は、この世の終わりの日ではなかったが)。

 これを読んで、自分の内面はかなり暗いものなんじゃないかなぁとわが身を振り返ったのでした。そう思える時点で、かなり健康なんですが(笑

「絶望からの出発」への2件のフィードバック

  1. 〈夕陽をみる〉ことにそんな意味があるとはね~
    朝陽は準備体操
    夕陽は整理体操
    のようなものと思っていまし(^_^;)

  2. 私は雲ひとつない青い空を見てると、色んなことがどーでも(いい意味で)よくなります。
    夕日を見てると何故か悲観的になります。

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