続・食料自給率が低いことがそんなに問題なの?

 PodcastでTBSラジオストリームを聞いてて思ったこと。

『食料植民地ニッポン』はナゼ生まれた?この先どうなるの?

食料植民地ニッポンの問題」特別対談 ~小西克哉VS青沼陽一郎~。

「食料植民地ニッポンの問題」と題しジャーナリストの青沼陽一郎さんとの特別対談をお送りしてます。
中国製の餃子のから浮かび上がってきた、加工食品の分野でも海外に依存しまくっている体質。
現在、日本の食料自給率は39%。つまり、6割を海外の生産に頼っていて、日本人の胃袋は諸外国に握られているのが現状です。
では、一体、ナゼこうなったのでしょうか?
そして、日本はどうなってしまうんでしょうか?
引き続き、ジャーナリストの青沼陽一郎さんにうかがいました。

注意
.mp3なので音が出ます


http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/files/sakasa20080221.mp3

 最初はフムフムと聞いていたのですが、ちょっと良く分からないのが三日目の放送。

 青沼さんのお話では、「国内は人件費高い→中国人件費安い→日本の企業が中国の工場で開発生産→人件費安く押さえられる」は分かるんですが、今後の展望として、中国が一人っ子政策や元切り上げを行い、中国の物価や人件費が上昇したら、日本の企業が人件費が上がって困る→ひいては消費者の手元に入る値段も上がる、というもの。

 日本の人件費が高いから海外で生産するようになったのなら、中国の人件費が高くなったら、また別に国に移るんじゃないのかなと思うんだけどどうだろ?。
 どうしてもう一度同じことが「起こらない」前提なのだろうか。

 あと、日本の食糧自給率上げろ一辺倒の議論も疑問。
 必要性はある程度分かるんだけど、果たして成り立つのかを考えているのか多いに気になる。時間は限られているとは思うけど、もう少し検討があればよかった。

前に書いたエントリ
食料自給率が低いことがそんなに問題なの?