こころの準備などいらない

 タイトルは、かかりつけの歯科医師さんの言葉、詳細は下記にて。

前回までのあらすじ風に。
 先週、右上奥の親不知の治療方針にて説明があった後、先生より「まぁ、歯ブラシが当たりにくいところだし、いつも磨けていないから同じところ何度も虫歯になってるんだよね」と言われ、「来週までに抜くか、治療するか決めてきてね」と言われてたワタクシ。
 答えは当然、治療。痛いのが嫌なのです。
 そんな決意を胸に、今日も歯医者に向かうのであった…(ナレーション終わり

本編
 本日午前中、某所にて。いつもどおり最近の話とか軽い雑談の後、治療に。

先生「で、どうする?親不知?」
自分「いやぁ、今回は治療しておいて、様子を見ようかと」
↑つまり何もしないってこと。

先生「そっかぁ。でも、前から言っているように、フクダくんの磨き方だと、その歯は磨けてないから食べかすが残って、また必ず虫歯になるよ」
自分「なんとか磨こうと努力しているんですけどねぇ、死角になってて」

先生「こういっちゃなんだけど、専門家としては抜くほうをオススメするねぇ」
自分「理解してはいるんですけどね(アレ?話の方向がおかしいぞ?」

先生「幸い、親不知は上の歯だし、下にかみ合う歯もないから、抜いたあとの影響は少ないよ」
自分「はぁ(ヤベヤベ…)」

先生「治療するとなると、削ってかぶせてと手間もお金も掛かるし」
自分「そうですねぇ…でも(適切な反論が見つからず)」

先生「また痛みが出て勉強に支障が出ても困るでしょう」
自分「…(やべ、ずっと先生のターンだ」

先生「まぁ、ここは思い切って抜いてみたら?」
自分「…そ、そうですねぇ…。」と言葉を濁し

なんとか今回だけでも逃げ切らないと、と思い

自分「じゃあ、次回までにこころの準備をしてきますんで、次回に…」

と先送り主義を貫こうとすると

先生「いやいや、こころの準備などいらないよ。麻酔が効くのに多くても五分、抜くのに二、三分。腕はここにあるから、あとは決断だけ」

先生カッコイイ(゚∀゚)ッ!!

自分「…お願いします。」

というわけで、現在痛み止めと胃薬を飲みつつ、止まらない血の混じった痰を吐いているのですよ。
それにしても、麻酔が効いているとはいえ、でっかいペンチで歯をゴリゴリと抜かれるのは、あんまり気持ちのいいものではないよねぇ。

で、先生曰く、こころの準備をしちゃうと、不安が却って大きくなるから、さっさと抜くのが精神衛生上良いとのこと。さっすが良く分かってらっしゃる。