『「行政書士」で確実に儲ける本』

『「行政書士」で確実に儲ける本』
佐久間晋策
かんき出版

読後の感想
かなり前に購入しており、ずっと積読でしたが、ようやく読み始めました。読み終わってから、積読にしていた決断が正しかったと思いました。何も多くのことが書かれているのですが、特定の業種に限って、ということは少なかったように思います。
一般論としての商売繁盛のこつ、は書かれていましたが、タイトルに惹かれて購入した人は、そういったものを求めてはいないのではないでしょうか。

印象的なくだり
無報酬の仕事でもどんどん引き受けるべし
いずれにしても、地方の行政書士は身上相談など、何から何まで処理する「よろずや」に徹する必要がある。
ときには、法律違反ぎりぎりのものまで処理することもあるだろう。つまり、制限つきではあるが、弁護士の法律相談から司法書士の登記申請書や税理士の税金申告書の作成まで行わなければならないわけだ。
ここで、「いや、これは弁護士さんの仕事だからそちらで……」とむげに断ってはいけない。いざという場合は、無報酬のサービスにすれば法律違反にはならないのだ。申請書には「行政書士○○作成」と記載しないで、依頼者本人の名前にすれば、何の問題もないのである。
「お金にならない仕事までしなくてもいいじゃないか」とあなたは思うかもしれない。
しかしちょっと待ってほしい。地方の行政書士は専門的業務で勝負するわけではない。広範な知識と幅広い人間関係が基本になっている。
つまり、狭い地方社会では、こういうちょっとしたサービス精神が商売繁盛に結びつくということなのだ(P118)。