太極拳の上手い下手のお話

どこが上手いか分からないけど、上手いことは分かるお話

先週の日曜日、なんだか早く目が覚めてしまったので
三歳児を誘って近所の公園まで散歩に行きました。
ちなみに自宅を出たのは朝の6時40分過ぎ。

まだ夏休み中だったのですが、子供たちの姿はなく
あるのはover60のおじいさん、おばあさんばかり。
行ったのはかなり大きな公園で、ジョギングしている人たちや
犬の散歩をしている人たち、はたまた釣りをしている人たちなど
朝からこんなにたくさんの人が居るのが不思議なくらいでした。
すれ違う人から「おはようございます」と声を掛けられると
子供の元気な声で「おはよ~」と返す父娘は目的もないままお散歩しておりました。

公園には同い年くらいの子供はおらず、娘は一人ですべり台やブランコで
遊んでいるいるも、飽きてしまったようでフラフラしていました。

そんな中、ブランコの隣で開催されていたのが太極拳教室(多分
十五人くらいでしょうか、一団になって、いわゆる太極拳のポーズをとっていました。
娘はその様子をぼけ~っと見ており、「と~たん、あれなぁに?」と
娘が質問をしてきたので、「アレは太極拳と言って(多分)中国の体操だよ」と応えました。
(この答えはおそらく不正確だが、「後で調べて回答する」とも言えず適当な答えに…)
というわけで、僕も一緒にぼ~っと見てました。

もちろん僕には太極拳に関する基礎的な知識がないので良くわかりませんでしたが
その一団の中でも、明らかに上級者とそうでない人が居るのは分かりました。
ここでいう上手いと下手は、何に基づいて判断しているかは不明ですが、
とにかく僕がそう感じたのです。

後々考えると、上級者だと感じた人は動きが自然と言うか、
体の中の体重移動がスムーズでまるで流れるようで、
身体からつま先までが一連の動作のように見えたのが理由ではなかろうかと。
要するに安心して見ていられる、ストレスを感じない動きとでも
言うのでしょうか、とにかく動きが自然なのです。

それにしても太極拳をまじまじと見たことがなかったので
「太極拳の上手い下手」なんて余り考えたことはありせんでしたが
基礎知識のない人に、上手いということを分からせるなんて、それはそれで凄いと思いました。

おしまい