北京五輪ボイコットは逆効果だ

newsweek日本版
2008年04月23日号

いまさら感が漂うが、メモが出てきたので折角なので。
注目した記事は、中国関連の記事。

北京五輪ボイコットは逆効果だ
中国当局を説得することに成功した経験があるビジネスマンなら知っているように、この国の政府を動かすには人前で恥をかかせるように、内々に働きかけるほうが効果的だ(P015)。

中国に対しては名を捨てて実をとる、という考え方がその根底にある…のかな。いずれにせよ、まともに相手をしてはいけない、との考え方には、残念ながら共感するところもあるねぇ。

ネットバッシングに注意せよ

ちょっと旬に遅れた気がしないでもないけど
Newsweek日本版(2008/03/19)

気になった記事は「ネットバッシングに注意せよ」(P046)。
匿名の集団が「正義の名の下に」断罪する…か。
大変恐ろしゅうございます。スターウォーズキッドと犬糞女は有名ですね。(いま調べてみたらwikipedia日本版にも記述があった。)

参考
スターウォーズキッド
犬糞女

闘うアジアの新・仏教徒(P038)。
平和主義と瞑想のイメージの仏教徒。
イスラム教徒の原理主義者が武器を持つのはイメージしやすいのに、仏教徒だとイメージしにくいには何故?
ところが最近は仏教徒も少しずつ武装化しているらしい。
ビルマなんかでは僧侶がデモの先頭に立ったりね。
攻撃性が増すと同時に信者が増えているという現象にもスポットを当てています。

アクセス操作はどこまでOK?(P044)。
アメリカのあるプロバイダが、接続しているサイトに応じて接続速度を変えているというもの。
どの通信を遅くするかを選ぶには、当然どのサイトを見ているのかを覗き見する必要がある。
これは恐ろしい。

最後にギクリとした写真。
ロシアを蝕むネオナチの病魔(P070)。
『夜と霧』を読んだ後だからだろうか。
ハーケンクロイツに身を固めたロシアの若者や
ナチス式敬礼をしながら写っている写真を見ると悪寒がする。
過ちは繰り返してはならない。