『仕事ができる人の「デスクトップ」は美しい』
特定非営利活動法人 日本タイムマネジメント普及協会 (監修)
読後の感想
章立ててライフハック的に書かれているので読みやすい半面、主題が何かよく分かりませんでした。
タイトルからだと「simple is best」な感じなのに、後半は違うとか・・・。
きっと複数の著者で書かれているからなのか、骨子にブレがあるように読めました。
この本のとてもよい所は、図解が多いことと、サクッと読み終えることです。
おしまい
この本を読んで実際に実行したくだり
仕分けルールの基本は、「処理前」「処理中」「処理済」という3つのコーナーに分けることです(P.040)。
デスクトップに三つのフォルダを作って、その中に全て入れました。
更に「処理済」フォルダは週に一回定期的に外部記録に移し替えています。
印象的なくだり
タイムマネジメントとは、どういうことでしょうか?
(中略)
時間そのものを増やしたり、減らしたりして管理することはできません。
じつは時間ではなく、仕事を管理することがタイムマネジメントなのです。
「仕事」に「時間」を貼り付けるという感覚です(P.065)。
これは面白い発想だと感じました。
仕事は既にあって、それに処理する時間を貼りつけるという感じかな。
誰にでも「他人と共同でやる仕事」と、「自分ひとりでやる仕事」があるということです。
「他人と共同でやる仕事」とは、会議や打ち合わせ、商談などです。
一方、「自分ひとりでやる仕事」とは、報告書や企画書の作成などのデスクワークです。
本来なら、この両方をスケジュール表で管理しなければなりません。
ところが、往々にして「自分ひとりでやる仕事」のケアが手薄になりがちです(P.068)。
日本タイムマネジメント普及協会が20年あまりをかけて行った調査によって
「突発的に起こる仕事は、1日の仕事の約25%に達する(全社員の平均値)」ということが明らかになったのです。
これも業種や業態、企業規模にかかわらず、共通していえることです(P.115)。
ホウレンソウの目的は、「人を動かす」ことです。
(中略)
頭がいい人のケース。
「●●業務の進行に遅れが生じています。原因は▲▲であるため、×日の猶予があれば、納期に間に合わせることができます」
などと、筋道立てて報告しているはずです。
一方、後者はイマイチな人のケース。
「●●業務の進行に遅れが生じています。納期には間に合いそうにありません」と、表面的な事実と
あいまいな解釈を伝えているだけでしょう。
いつも詳細な報告が求められるわけではありませんが、
その報告によってどんな「動き」がありそうなのか、つねに考えておく必要はあります(P.123)。