雪のそぼ降る中、細君と一緒に金沢市本多町にある鈴木大拙館へ行ってきました。
元々のきっかけは、細君の金沢検定対策でしたが
せっかくなのでデートを兼ねて行くことに(どっちがメインかはご想像にお任せします
場所は、元々は鈴木大拙氏の生家だったところ。
そのため込み入った住宅街と傾斜の奥にあり、駐車場もない、という場所。
そんな不便な場所に合ってもなお、トリップアドバイザー観光地8位として選ばれたそうな。
展示の内容もさることながら、圧巻はやはり建築。
建築士谷口吉生氏による設計は、禅に通じるような非日常のものばかり。
特に内部回廊からクスノキを眺める図は、自分がどこにいるのか分からなくなるくらいの
浮世離れした構図でした、どうしたらあんな風に設計できるんだろう。
なお、上の写真は、外部回廊から水鏡の庭を撮影したもの。
雪で寒くてちょうど人の切れ目があったのでパチリ。
日曜日とはいえ天候は悪くあいにくの雪模様。
それでもなお、観光客が全然途絶えることなく続いており(なので写真が撮れなかった)
観光地としての影響力もすごいのだなぁとしみじみ思いました。
ちなみに西田幾多郎と鈴木大拙は同学年であり四高の同級生であります。
学問的にも、仏教の禅と西田哲学とは強い結びつきのあるものですし
お互いの人生の転換期にはアドバイスし合うなどの関係だったそうです。