『お金を稼ぐビジネスマンのメモ術・ノート術』

『お金を稼ぐビジネスマンのメモ術・ノート術』
中川裕
ぱる出版

目次
第1章 メモ術・ノート術を、今日から始めてみよう!
第2章 仕事のメモ取り超基本
第3章 仕事に活かす!簡単メモ術
第4章 デジタルメモのスピード仕事術!
第5章 仕事に差がつく手帳術
第6章 仕事ノウハウを書きためるノート術
第7章 ノートとメモを連携させよう
第8章 ブログ・日記を活用しよう

読後の感想
全体として目立つところは見当たらず、「メモいいよ、いいよメモ」という繰り返しです。

唯一特筆すべき点は、「メモ力を向上させるトレーニング」と称して、練習が必要だと説いた点です。
一般的にメモは誰でも取れると思っているかもしれませんが、
「メモを取ること」だって立派な技術であると言う点は、その通りだと思います。
(だからこそ、この手の本が跋扈するわけです・・・)

そして、メモを取るトレーニングとして最適なのが
「ニュース番組」というのはなかなか思いつかないいい素材でした。
確かに、起承転結と5W1Hが必ずあって
情報が正確性に伝わっているかという答え合わせもしやすいし、言われてみれば最適です。

ちゃんとした技術なわけなので、トレーニング方法の確立は重要だというのは
結構盲点であり、この一文だけでも本書の意義はなかなか大きいと思います。

印象的なくだり

自分の気持ちも記録するアクティブメモ
人と話をする中では、「へえ、そうなんだ!」と驚いたり、
「本当かなぁ」と懐疑的になったりと、いろいろと感じ、考えさせられるものだ。
こんなときはただ耳にした情報を書き留めておくだけでなく、
そのときの自分の気持ちも簡単に書き添えておくといい。
たとえば佐藤さんが、「来年に独立して開業するんですよ!」と
言ったことに衝撃を受けたとしたら、「佐藤、来年独立」と書くだけでなく
「すごい!」とでも書き、さらにアンダーラインを引いておく。
すると後で読み返したときに、それが衝撃的な情報であったことが思い出されるし、衝撃を受けた自分の気持ちが蘇ってくる。
「佐藤さんのようになりたいと思う自分」という、これまで気づかなかった自分に気づくかもしれない(P.046)。

ウィンドウズの「メモ帳」の場合、最初の一行に「.LOG」と大文字入力しておくと、
その後メモを入力してファイルを閉じるたびに、入力した時間が自動的に入る。
メモには日付が不可欠なので、これはとても便利な機能だ。ぜひ使ってみよう(P.096)。

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