人の振り見て我が振り直せ

友人のブログの記述

書評の参加者で”ビジネス書読み”のジャンルの人が、『楽をして年収××倍』みたいな本を読んでいるだけだったのを見たとき悲しい

と書いてあるのみて(検索を避けるため、一部意訳してあります)。

僕もAmazonのランキングの上位をみたり、実店舗なんかではこの手の本が平積みされているのを見るたびにちょっぴり悲しい思いをするので、同感なのです。
わりあいと、この手の本は小手先の技術に終始してることも多く、まぁ、明日の仕事には役に立つかもしれないけど、十年後の仕事には役に立つのか甚だ疑問だなぁとイジワルなことを思ってしまいます。
もちろん、読まないよりはずぅぅっぅっと良いのは言うまでもないんですけどねぇ。
切羽詰っている人は、そんな悠長なことを言っていられないのは重々承知の上で申し上げるとするならば、「両方読め」と(笑)。
折角読むなら、人生の幹となるような本を読むというように、目標を高いところに保ちたいものです。

ただ念のため付け加えておくと、例えば勝間和代さんなんかは、この手の本(小手先技術本)を多く書いていますが、ご本人はめちゃくちゃ人生の幹となる本を読み込んでいると思います。
参考はこちら
出典 週刊ダイヤモンド 2008/02/09号(P047)
その上で敢えて売れる本を書けるってのは、すごいなぁと。

もちろん「どんな本を読む」というのは、その人の重要な価値観の現れであって、他の人からどうこう言われる筋合いのものではないんですけどねぇ。