知らぬ民が仏なら 知る苦しみはただ神のみぞ知る

明後日で細君と娘(生後14ヶ月)が疎開して、二週間が経過しますが
いまだ関東には戻ってこれないだろうなぁと思っています。

僕は専門家でもなんでもないのでこの判断が正しいのか間違いなのか分かりません。
ただ夫として、父として、家族には最善を尽くしたいと思うだけです。
以下、僕が参考にしたことや基本姿勢を挙げてみます。

1.二次情報は利用しない。
新聞社・テレビ放送は一切考慮に入れませんでした。
まぁ普段あんまり接しないというのもあるのですが、
普段からこれらのメディアは事実よりも意見が過多だと思っているからです。
その代わりによく見たのが
中部大学の武田邦彦教授のサイトと
大前研一先生の講演、そしてIAEAのページです。

2.長期的な視点で見る
放射能の数値ですが、ピンポイント(1時間あたりとか)で見てもあまり意味が無いと思いました。
放射能は身体に入り、遺伝子の異常を起こす可能性を持ち、蓄積するからです
(理解が間違っているかもしれませんが)。
というわけで、ずっと住み続ける前提で数値を見ることと
乳児は特に身体が小さいので影響を受けやすいであろうと考えています。

3.危機感を持つ。
カエルは熱いお湯の中に入れると飛び上がりますが、ゆっくりあっためると
ゆでガエルになってしまうそうです(未確認)。
ドイツがユダヤ人の迫害を始めた当初はまだゆるやかであり
いずれ止むであろうと楽観視して逃げ遅れた方がゲットーに収容されたそうです。

4.国や行政を信頼しすぎない。
平時は厳しい基準で「こんなに安全なんですよ」と説き
有事には基準を変えて「こんなに厳しい基準は必要ない」と説く。
どうしてこのような説明をする人を信じられるだろうか(反語)。
積極的に情報を隠蔽したり、捏造しているとは流石には思っていないです。
いまの時代、そんなことをしても、あとで検証し叩かれるのがオチだからです。
結局は自分の判断が全てです。