一人で焼肉屋。
左右ともカップル。
マイケル・ジャクソンの功績なんかを誇らしげに語ってたりしてます(笑
いわく、スリラーのPVで音楽は変わっただの、ロックを冒涜してたけど、よかったよねぇ、みたいな。女の子はふ~ん、とか言ってます。
まぁそれはそれ。
旅する読書家、ふくだしげたかのログ。旅の記録と、読書の記録、あとはおまけです。
一人で焼肉屋。
左右ともカップル。
マイケル・ジャクソンの功績なんかを誇らしげに語ってたりしてます(笑
いわく、スリラーのPVで音楽は変わっただの、ロックを冒涜してたけど、よかったよねぇ、みたいな。女の子はふ~ん、とか言ってます。
まぁそれはそれ。
『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』
ランダムハウス講談社
ジョン ウッド, 矢羽野薫
読後の感想
ネットワークの力と一言は表せない、小さな力を集約して大きな流れを作る過程がスリリングでした。離職の瞬間の記述はとても生々しく、悩んでいる様子は、彼も当然ながら一人の人間なのだなと共感して読めました。多くの人間から、少しの善意を有効に生かせる方法とは、一人の人間の情熱なんだなぁ。いい本です。
友人のSに薦められて読み始めましたが本当にいい本でした。
ドラッカーも指摘しているように、これからは地域性ではない個人の嗜好にあうコミュニティに属したい要求が強くなっていくと思います。
例えばNPOのボランティアのような。
そういった団体をどうやって存続させていくのか、という重要な示唆に富んだ一冊でした。無償でいけるのはあくまでも熱意のある人「だけ」だということを胆に銘じなければなりません。
印象的なくだり
ダライ・ラマによれば、僕たちのいちばん基本的な義務は、この地球上で自分たちより「持っていない」人びとを助けることだ。幸運にもいい暮らしができているなら、自分が恵まれていることを知りなさい。貧困のサイクルを断ち切るために助けを必要としている人びとに手を差し伸べることによって、仏に感謝しなさい、と(P023)。
「ポーターは、旅行業界の歴史を通じて、レンタカーを洗車した人はだれもいないと言いました。所有している意識がなければ、長期的なメンテナンスはしないのです。(後略)」(P.105)
慈善活動の世界において、資金集めがいかに軽蔑すべきささいな仕事とみなされ、できるかぎり無視したいと思われているかに、僕は驚いていた。
(中略)
現実を無視しても問題は解決しない。モノを売るたびに損を出していたら、そのビジネスはいずれ行き詰まるだろう。多くの慈善活動は資金繰りに苦労しているが、見て見ぬふりをして、救世主が現れて助けてくれるだろうと思っている。これは悲劇を生むパターンだ(P108)。
よりたくさんの学校と図書館を建設する資金を集めるために、これからも僕は何でもする。ただし、ほかの慈善団体が実際に成果をあげているひとつの方法だけは、意識して避けている。僕が「泣き落し作戦」と呼ぶものだ。
世界に貧困があることはだれでも知っているし、ほぼすべての人がそのことを悲しんでいる。一部の慈善団体は、ハエにたかられた子供や、土ぼこりのなかに横たわっている栄養失調の家族の写真を見せると、寄付金集めに効果があると考えている。実際にそうした活動をしているセレブもいるが、僕に言わせれば、哀れみを利用して寄付者に懇願することは、貧困者をおとしめることになる。そのような写真を見せることは人間の尊厳を否定している。罪悪感をマーケティングに利用してはならないと、僕は思うのだ(P.115)。
ルーム・トゥ・リードのモットーは、「チープ&チアフル(カネをかけずに元気よく)」(P.154)。
NPOのマイクロソフトをめざす
ルーム・トゥ・リードを差別化するひとつの方法として僕が考えたのは、実際の成果を報告し、新しい情報をこまめに伝えることだ。「やろうと思っていること」をはなすのではなく、やってきたことを話そう(P161)。
マイクロソフトでは、「個人を攻撃してはいけないが、アイデアは攻撃していい」といわれている。だれとでも、どんな内容でも議論する権利がある。マイクロソフトの食物連鎖のどこに位置する相手だろうと関係ない(P163)。
マイクロソフトのまねをしたいと思う三つ目の組織文化は、ビルとスティーブの毎日からから学んだ-具体的な数字に基づくことだ。すべては数字に置き換えることができ。すべての管理職は自分の仕事に関する数字をひとつももらさず精査すること。その精神はマイクロソフトに浸透していた。
(中略)
「バルマー主義」で僕がおそれていたのは、「きみは自分の数字も知らないのか」と言われることだった。
(中略)
スティーブの数字攻めは厳しかったが、理由があることはわかっていた。幹部が自分の仕事にどれだけ関心を払っているか、試していたのだ。関係のある数字をすべて確認して、頭にたたき込むくらいの情熱がなければ、データと実績を中心に回るスティーブの世界ではやっていけない(P165)。
「インドや南アフリカなどたくさんの国々に、ブーのような子供がたくさんいるんだ。彼らみんなを助けたい。枠をはめたくない。地理的な範囲でも、大きな目標をもつという意味でも。五000、一万、いや二万の学校と図書館を建てることが、どうして不可能なんだ?たくさんの村が助けを必要としていることはわかっている。いまいちばん足りないのは、現地で活動するチームを増やすこと、もちろん多くのプロジェクトに必要な資金を集めることだ。そこでネットワークが必要になる」
マイケルの答えは簡潔だった。「なるほど、資金が必要なわけだ。どこから集めればいいかを話し合おう。裕福な都市のリストをつくって・・・・・・金の集まるところへ行こう。必要なのは、それぞれの都市で、ものごとの進め方がわかっている人間を見つけることだ。だれもがジョン・ウッドに心酔して、世界を救うために会社を辞めるわけじゃない。でも、十分な収入を稼ぎながら、キャリアのためでなく人生のために何かをしたいと思っている人は何千人、いや、たぶん何百万人といるだろう。きみのような人があと一0人ではなく、週に数時間ずつ貢献できる人が数千人必要なんだ」(後略)(P180)。
(前略)子供に二回目のチャンスはありません。五年待っていたら、五歳の子供は一0歳になります。小学校に行けなかったままになってしまうのです(後略)(P212)。
僕にとってのヒーローとは、戦場と化した国や飢饉に苦しむ国、自信など自然災害に襲われた地域で身を投げだして働く医師やジャーナリストだ。彼らは、過去をコントロールしたり変えたりすることはできないとわかっているが、未来に影響を与えることはできると心から信じている。悲劇に身がすくむのではなく、悲劇をバネに行動を起こす人びとだ(P245)。
世界を変える手助けをするために自分の人生を少し変えてみようと思っているなら、僕の心からのアドバイスをひとつー考えることに時間をかけすぎず、飛び込んでみること。
もちろん、あらゆる現実を考えると、このアドバイスを歓迎できないことは承知している。学費ローンの返済が残っていたり、友人や家族に相談しなければならなかったり、まず本格的なビジネスプランを書きたいという人もいるだろう。そうしたことを「いっさいやるな」と言っているのではない。ただ、それに時間かけすぎると勢いを失ってしまうのだ。
最大のリスクは、たくさんの人が、あなたを説得して夢をあきらめさせようとすることだ。世の中には、うまくいかない理由をあげることが大好きな人が多すぎて、「応援しているよ」と励ましてくれる人が少なすぎる。一人で考える時間が長いほど、否定的な力に引き寄せられて取り込まれやすくなる(P247)。
タイトルは、モダンチョキチョキズの楽曲『天体観測』の歌詞より抜粋(タイトルと本文は関係ありません)。
やりかけのこと、読みかけの本、食べかけのお菓子(笑)、数えて整理してたら嫌になった休日。
自分という人間がいかに飽きっぽいかをまざまざと見せ付けられた一日でした。一区切りつけるために「ある一定のところまで形に残そう」と思いました。
今まで読書録は、すべて読みきってから書いていましたが、新たに「読んだけど挫折」と「最後まで読む価値なし」を加えました。
あくまでも、今の自分を基準にしての価値判断なので、たまたま本と出会った時期が悪かっただけだと思います。この大量の読みかけの本をなんとかしないと、そろそろ司令に怒られそうなので…。
カーネギー会決起集会(仮)。
夜からカーネギー会決起集会(仮)@有楽町に行ってきました。
参加者はアウトプット勉強会にも参加していただいている発起人兼BossのMさん、Kさんと自分。
お仕事の都合によりNさんは来れず、残念。
どんな風に読書会をする楽しいかなぁとか夢(と妄想)が広がりました。
あ、自宅に帰って調べて気づいたんですけど、カーネギーホールは鉄鋼王のAndrew Carnegieで『人を動かす』のDale Carnegieとは、何の関係もないことが判明しました、ごめんなさぁぁい。
リーダーシップのお話。山手線一周のお話。趣味なら徹底的にこだわるべきのお話。ファシリテートのお話。ヨットのお話。二会のお話。場所(お店)のお話。上司との接し方のお話。
ニューシネマパラダイスのお話。
二次会?は近くのスタンディングバーへ。
みんなに紹介できる行きつけのお店を作ろう!
参考リンク
『台湾人生』
http://www.taiwan-jinsei.com/
ちなみに粛錦文さんと出会った日(2008年6月12日)
https://fukudashigetaka.com/article/112202875.html
カーネギーホール
http://www.carnegiehall.org/SiteCode/Intro.aspx
『君のためなら千回でも』
https://fukudashigetaka.com/article/106896396.html
ニ会
http://www.dame-desu.com/
『前略…。』―青年社長・渡邉美樹が贈る30通の返信
東洋経済新報社
渡邉美樹
読後の感想
ワタミの渡邉美樹さんが、質問に答えるという体裁で「起業」について語る内容です。読んでいると、人柄が伝わってくるような親身な言葉と、いままでコツコツと積み上げてきたのが分かる厳しさが同居しており、精神面の強さを伺わせます。経験に基づく記述が多く「一一、友人を部下にする」「二二、降格人事」などはもし自分ならどうする、と考えざるをえませんでした。こんな風に考えられる日が自分にも来るのだろうか、と自問自答しました。
ますますファンになりそうです。
印象的なくだり
FCの基本的な考え方は、「本部はモノ(ノウハウ)を出します。加盟店はカネと人を出してください」というものです。しかし、本当に儲かるノウハウがあるのなら、なぜ本部は自分たちでやらないのでしょうか。
考えられることは、
一、一刻も早く展開してマーケットを押さえたい。そのためのノウハウはあるが、急成長するための資金や人材が調達できない。
二、多くの人に事業機会を与えようという信念のもとにFC展開している。
三、本当はノウハウがない。
一や二なら問題はありません。しかし実際には、三のケースがほとんどです。そんなところに加盟したらたいへんなことになります。直営店が儲かっていない、加盟店が次々やめていく、二号店、三号店をやりたいというFCオーナーがいない、そんなFCには近づかないことです。
このほか、よいFCを見分けるにはどんなところに気をつけたらいいのかというと、まず、簡単に加盟できるFCは要注意です。
FCは本来、加盟店を厳選しなければサービスの質を一定水準に保つことができません。それに、儲かるFCは口コミなどで広く知れ渡っていて、希望者が殺到するものです。一般的には加盟しにくいFCほど、よいFCだということができます。
実際に加盟店を見て回ることも欠かせません。経営者から直接、売り上げや資金繰りなどの話を聞くのも参考になります。
本部では見学用に加盟店を紹介してくれますが、そうした店は儲かっている優良店に決まっています。そうでない店を探し、オーナーと話をしてみるとよいでしょう。
うまくいかないとき、どんな対応をしてくれるのか、社員の派遣はあるのか、などでFC本部の技術と誠実さがよくわかります(P033)。
当たり前のことを、当たり前にやっていても、当たり前の結果しか出ません。事業を成功させるということはたいへんなことです。起業には、異常なまでの思いいれと異常なまでの努力が必要ですが、成功させるということは、もっとたいへんなことなのです(P040)。
私自身は資格や経験はまったく問題にしませんし、むしろそれらに惑わされるのは危険だと考えています。会社が急成長する局面では、資格や経験を持った即戦力が必要になってきますから、ついつい前職における肩書きとか、キャリアとかにひかれて採用しがちですが、志が異なれば結局はたもとを分かつことになります(P064)。
(前略)、ワタミでは、サービス部門は半年たったら簡単にはバイト代が上がらないようにしています。つまり、もう辞めてもいいですよということです。もし、それ以上高い給料を欲しいのだったら、キッチンを経験した後、トレーナー、店長代行というように責任を求めていきます(P069)。
課長以上の採点は私がします。一応、部長から推薦はあるのですが、課長以上については今のところ一人ひとりの顔が見えていますから、評定会議で私自身が決めます。
部長以上については、全員がいるところでの合議の上、決定します。
こうした作業にはたいへん時間がかかりますが、評価は正しく行わなくては意味がありません。人間誰しも、悪い評価を下されることよりも、正しく評価されないことのほうが苦痛を感じるものです。働こうという気にならないものです。
人事とは、いかにいい人材を採用し、成長させ、ちゃんとした基準に従って評価し、どのようなかたちでインセンティブを与えるかということです。つまり採用、育成、評価、インセンティブ、この四つをどう組み立て、どう充実させるか、ということですが、ベースにあるのは信頼です。いかにシステムがしっかりしていても、ベースに信頼がなければ人事はうまくいきません。
社員を教育し、成長させることについては、私の中で最も優先順位が高い仕事のひとつだと考えています(P109)。
そもそも、無理な人脈づくりにどれほどの意味があるのでしょう(中略)。
そんな時、私は次のような内容の返事を書きます。
「お互いが必要とするときに出会うのが一番です。不自然なかたちでお目にかかっても、お互いになんのメリットもありません。いずれ良いタイミングでお目にかかりたいですね」(P.114)。
人間、信用されていないと思えば、どうやって裏切るかを考えるようになります。信用されていれば、どうやってその信用に応えようかと思うものです(P.153)。