『戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった』

『戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった』
河出書房新社
イシメール・ベア, 忠平美幸

読後の感想
衝撃的でした。そして衝撃的な話が淡々と語られるところにも衝撃がありました。自分とほとんど歳が変わらない人間が壮絶な人生を歩んできたこと、人権も尊厳もない国が今もあること、など頭で知っていても、感覚的には理解していなかったことを思い知らされました。そして、今自分が日本に生まれたことに心から感謝をせざるをえませんでした。
それにしてもイシメー・ベアの記憶力と構成力には驚きです。事実と感情のみを綴る方式は却って事実の重みを増していました。あ、あとドラッグの怖さも身にしみました。

印象的なくだり

シースルー

今日山手線に乗っていたら、前に立っている女性がTシャツの上からシースルーの上着(?)を羽織ってた。
で、シースルーなわけなので、タグ(洗濯の表示とか書いてるアレ)が必要以上に強調されていたんですけど、気にならないんですかねぇ。
個人的に「すごぉ~く」気になっていたんですけど。

シースルーは構造上やむをえないとはいえ。

あれ?気になってたの僕だけ??

タイトルの傾向

自分がオノマトペに惹かれる理由

気付いている方は気付いているかと思いますが、自分のエントリタイトルにはオノマトペが良く出てきます。
擬音語や擬態語を見ると嬉しくなってしまいます。
ところで、さっき読んでた本によると、オノマトペの多用は幼児性の表れであるとの表現が出てきました。
要するに子供っぽいと。
確かに…。

あと、パロディを含むオマージュ、脚韻や体言止めも大好きです。
自分の好きなものを羅列してみて、法則性を探るのは楽しい作業です。自分の認識していなかった嗜好を見つけたり(笑