『だから山谷はやめられねえ』

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価格:630円(税込、送料込)

読後の感想
この手の潜入体験ものはついつい読んでしまう。それは自分自身が体験できない世界のこと、だったり、覗き見してみたい気持ちなのかもしないが、見たいものは見たいし、知りたいものは知りたい。よく言えば好奇心、悪くいうと・・・言わない、と。
そんなわけで、この手の本は何冊か乱読しているのですが、特にこの本の著者は、ドヤ街・飯場の中に入ってはいるものの観察者としての自分は決して崩していないところに美学を感じます。
若いせいなのか、それとも容姿(想像)のせいなのか、ドヤ街のおじさん連中に好かれる気質らしく、いろんな話を聞いて参考にしているらしく、取材に関しての情報は大変多い印象を受けました。
もちろん取材の量だけに頼らず、それでいて、聞いた話だけではなく、原因はこうであろうと広がった部分もしっかりしていて、読んでいて、なかなか得心がいく場面もちらほらありました。

ドヤ街や飯場の世界に関わるようになってときどき考えることがある。彼らは、どんな気持ちで地方から都市に出てきたのだろうか。そして今、彼らはどんな気持ちで都会の中で生きているのだろうか。都市に吸い寄せられた彼らに、都市は何かを与えてあげたのだろうか。
飯場やドヤ街を考える上で、この都市の存在は欠かすことができない。事実、ドヤ街の住人には地方から出てきた人が多い。千葉の飯場で働いたときには、北海道や沖縄出身の人も何人かいた。北海道の網走出身の男に、どうして飯場で生活するようになったのかと訊いたら、初めは出稼ぎで網走と東京を往復していたのだが、帰っても何もすることがないので賑やかな東京に住み着いてしまったと言っていた。やはり、都会には雇用だけでなく、田舎で生活する者を惹きつけてやまない魅力があるようだ。またこれは、地方と都市との関係という、日本の関係にまで広がる。地方に雇用がないのではその地方に魅力など生まれるはずはない。雇用もなく魅力もなければ人が都会に流出するのは当然だ。
都会にはその両方がある。でも雇用の多くは未熟練の末端労働だ。未熟練労働は単純さ行で、雇用も一時的で代替え可能なものが多い。誰でも、いつでも、気軽に働くことができる。そして寄せ場の仕事なら、履歴書も、住民票も、住所すらなくても仕事を手に入れることができるのだ。また
ドヤ街には同じような地方出身者が集まるので孤独もやわらぐ(P.211)。

この記述はやや広げすぎのきらいはありますが、その通り。
あちこちのレビューも若干荒れていますが、まぁそれはソレ。

印象的なくだり

日雇い労働の多くは、特殊な技術を必要としない未熟練労働だ(職人もいるが)。彼らはくる日もくる日も土や資材を運んだり、補助作業や現場の掃除をしたりと単純な作業が続く。初めのうちは肉体労働特有の充実感を得られるかもしれないが、何年もやっていれば疲れるだけだ。彼らは、永遠に変わらない日常を何年も送ってきた人たちであり、これから先もずっとこのまま変わらない。それは未熟練労働につきまとう宿命でもある(P.049)。

このように、飯場の住人にはホームレスやドヤ街の人間を見下している人が少なくない。日雇い労働者の多くは、ドヤ街にしろ飯場にしろ、家がなく、財産がなく、家庭を持たない人が多い。そこには目に見える境界が存在しない。そして明確な境界が存在しないからこそ、彼らは必死になって線を引こうとする。そしてその線引きは、会社に対する従順さや仕事に対する勤勉さという形で現れる。
彼らは言う。まだ下がいる、俺たちはまともだぞ、と。そしてそれをバネにして、明日からの辛い現実や厳しい現実に対して向き合うことができる(P.138)。

飯場の人間は勤勉であり続けるために自由を捨てなければならなかった。はたして、ドヤ街の男たちは勤勉であることを捨てることによって自由を手に入れることができたのだろうか。酒とギャンブル以外に彼らの生き甲斐はあるのだろうか。そして社会や組織から縛られずに自由に生きるということは、そんなに楽しいものなのだろうか。充実した人生なのだろうか(P.152)。


飯場の労働者は仕事ができることや勤勉であることを自己の価値基準とする人が多いので、自分自身の力量を過信して、上手くできない仕事までも背伸びをしてしまうことがある。職人になれずに未熟練の土木作業員にしかなれなかった人が大半なのだから、やり直しが多いのも頷けた(P.155)。

もの食うわたくし

タレカツ丼

2013-02-20 19.51.42.jpg

お店は「新潟かつ丼 政家(まつりや)
どうでもいいけど読めない。
カツ丼だけどカツ丼じゃない。
卵でとじていないカツ丼。とじ忘れではない。
実は写真では分かりにくいけど、甘いタレに浸かっています。
慣れていないので卵とか玉ねぎとかがないと、若干寂しい気がします。

新潟タレカツ丼の紹介サイトには

開港五港のひとつ「みなとまち」新潟市は、古くから西洋料理の盛んな街。
その新潟市で長いあいだ食されてきたのが卵でとじ
その1 カツレツが起源だから、カツが「薄い」
「明治の三軒」と言われた洋食店の一つが今も新潟市に存在します。
豚肉など薄いスライス肉にパン粉をつけてソテーしたカツレツ(英語で「cutlet」)は、当時の代表的な西洋料理でした。
タレカツ丼のカツが薄いのは、このカツレツを起源としているためといわれています。

その2 サクッ、それでいてジューシーな「食感」
タレカツ丼で使用する肉は、新潟産の豚モモや豚ヒレです。
これを丁寧に薄く叩き、細かなパン粉を塗してラードで揚げて甘辛醤油ダレにサッと潜らせると、
サクッとしながらジューシーなタレカツ丼に仕上がります。

その3 カツ以外、余計なものは一切添えない「潔さ」
タレカツ丼は、新潟米のホカホカご飯に甘辛醤油ダレで味付けされたカツが載るだけのシンプルな丼です。
卵はもちろん、千切りキャベツやきざみ海苔など余計なものが一切添えられない、潔さが最大の特徴です。ない「タレカツ丼」です。
タレカツ丼は、揚げたての薄めのトンカツを“甘辛醤油ダレ”にくぐらせて、
ご飯にのせただけのシンプルなもの。
日本人の大好きなタレ味と西洋料理のトンカツとが、
炊きたての新潟米の上で一つになった新潟市発祥のカツ丼です。

ごちそうさまでした。

『官僚たちの夏』

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『官僚たちの夏』 – 城山三郎
読後の感想
1960年代を舞台にしているのであろうか、もしも実際にこの時代の雰囲気がこの小説通りだとしたら、この時代に生まれていなくて本当に良かった、と心から思う。
だって、一事が万事全て「理不尽」すぎます。

人事権の濫用、恣意的な評価、報復的な運用、同期から次官が出たら他の者は外局に行かなければならないという意味不明な慣習、小説に出てくるあらゆる様態が尽く理不尽なのです。当時はそうだったといえばソレまででしょうが、なんとも我慢できない気持ちで読み進めました(解説には私利私欲がなかったので、とか書いてあるけどそういう問題でもない

まぁ、トップたる大臣の首が頻繁に入れ替わるので、組織として一貫したことをやるのは難しいのは今も昔もそうなんでしょうけど、本当に場当たり的な組織だなぁと強く感じました。

印象的なくだり
風越は、その葉書を屑籠へ放りこんだが、すぐまた拾い上げ、引出しに納めた。何気ない葉書にも、人柄は出ている。これも、資料のひとつになる。人間に関するものは、何でも集めておく。調査し蓄積して、だれにも負けない情報を持つ。自分は人事調査のエキスパートになる。だからこそ、上司や大臣を自信を以って説得できる人事原案をつくることができる(P.069)

数時間後の自分は他人

新潟出張中のこと。
夜中に寝ていたら何か思いついたらしく(記憶なし)、枕元にあったメモにサラサラと書いてまた就寝(二度寝)。

と、まぁ、そんなことが火曜日にあったのですが、いつもメモを書く場所に書かなかったため、思い出すこともなく、事実上の放置をしていました。

そして今日、週末恒例の手帳の整理をしていたら、普段メモをするところではないページから走り書きメモがでてきました。

「もみじのてんぷらある?」

??

ん?こんなこと書いたかなぁ?何か夢を見て思ったのだろうけど、もみじの天ぷらって意味が分からん。そもそももみじ食えないし?とまぁ自分で書いておきながら意味が全く分からないものが出てきて、ある意味驚愕でした。
僕自身は割と「自分の感情を忘れやすいタイプ」であると自認しているので、いちいち覚えられないことは大抵メモに書いておくと忘れてしまいます(のんきな性格
その代わり、メモを見返すとその時の感情を思い出すので、なるべく感じた背景まで書くようにしているのですが、いかんせん、寝ていたときのメモは意味不明です。

そんな訳で、モヤモヤしながらもさっぱり思い出せないまま、一日が経過し、ホテルに帰る途中、ぱっとひらめきました。

ホテルへの道までの間に、お蕎麦の広告があり、そこには「かしわ天(かしわの天ぷら)」の文字が合ったのです。
そういえば、火曜日にとある人と飲んでいたときに、フィンランドの話になってトナカイの肉を食べた話をしたのでした。その際に、馬肉、鹿肉の話が出ており、確かそのときは食べたいと思ったのですが、食べられなかったのが心残りで、夢に出てきたのではないかと(たぶん

どこでどう間違えたら、トナカイさんからもみじ(鹿肉)に変換されるのか分かりませんが、メモの謎も解けて、胸のつかえがすっとした一日でした。
ちなみに「もみじの天ぷら」なるものが存在するのかどうかは真偽不明です。
(食べログでは見当たらず)

どっとはらい。

定点観測

自分の健康状態の目安

口内炎
〇個 → 好調
一個 → 通常
二個 → ちょっと疲れてる
三個 → かなりおつかれ?

そして今日、なんと四個目がっ!ぎゃ~。
(何を食べても痛くてかないません)

というわけで、越後の国に絶賛出張中です(あと十三日、と

チョコラBB飲んで、口内炎軟膏を塗ってとっとと寝ます。

やはりおれじゃあ役不足だったようだぜ!
ここは明日またあらためて出なおすとすっか!
スピードワゴンはクールに去るぜ

どっとはらい。