伝えたいことがないんだ

元々ブログを始めたのは、自分の考えたことや思ったこと、感じたことを誰かに伝えたい(最終的には共感してもらいたい)と始めたものでした。

そもそも個人として伝える場(顔と顔をつきあわせて話す場)には限りがあるし、多くの人に伝えるならホームページやブログは一番安価で簡単な手段だったので、当初始めたときはそれなりに合理性があったのでした。

振り返ってみると、最初のほうのエントリはmixiの日記を転載した程度のものであり、メッセージ性に乏しいものでした。自虐的・比喩的に書くと「ラーメン食った、うまかった」というようなもの。

ところが、本を読んだり講演を聴いたりすると、ブログの有用性と同時に、大した内容でないなら書く意味がないんじゃないか、と考えるようになりました。具体的には土井英司さんの講演と寺田先生のメールマガジンがきっかけ。

『清須会議』

出演: 役所広司, 大泉洋, 剛力彩芽, 小日向文世, 佐藤浩市
監督: 三谷幸喜

鑑賞後の感想
時代劇だと思うと変な感じするけど、単なる人間群像ものだと思えば面白い。
ただ、歴史考証マニアは怒るだろうね、うん。
松姫役の剛力さんの役はわざとあの演技なんだろうなぁ、本当は怖い人間だったね。
大好きな秀次がアホすぎる、いかん。あんな脳なしではない、ぞと。

乳兄弟の池田恒興役がはまり役、台詞「知らねぇのかい?俺ははっきりした返事をしない男でね」。
寧々役の中谷美紀の無駄遣い、宴会の踊りははじけていたなぁ。
なんにせよキャストが豪華過ぎて調整が大変だったろう。
エンドクレジットがあいうえお順なのは、大物が多かったから?

それにしても信長の口癖だと言わる「であるか」があったのはいいね。
もちろん創作なのだろうけど。

『絶対に片づく整理術』


「絶対に片づく整理術」
鈴木真理子

読後の感想

この本の良いところ
ハック本としては読みやすく参考になるところがありましたが
基本的には女性向けの全方位型整理本でした。
机・書類・パソコン・時間・お金と広く浅くサクっと読めます。

この本の残念なところ
ジャンルを絞ってもう少し深く掘り下げて欲しかったところです。
どちらかを伸ばせばもう一方はおざなりに。
世の中には「絶対に」ということはないのだなぁ。

印象的なくだり

捨ててよいもの、捨ててはいけないもの
永年保存するものとして社史、登記、資産に関するものなどがあります。
一定期間保存するものには、商法10年、税法7年という決まりがあります。
いずれにせよ会社を経営するうえで残すべき書類があるのです(P.066)。

ひとつの仕事に集中したなら別の仕事をはさまず、一気に仕上げるのが得策です。
パソコンと同じく、人も再起動するまで一定の時間がかかるからです(P.114)。

自分のための時間を持つ
おすすめするのは、自分のための時間を先に確保することです(P.122)。

支出を3つに分けてみよう
おすすめするのは、支出を「消費」「浪費」「投資」の3つに分けることです。
お財布から出て行ったお金を振り返ることで、本当に必要だったのか、どんな効果があるのかを冷静に考える習慣が身につきます(P.134)。

ズキュウウゥン

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先日、「いい道の駅のと千里浜」に行ってきました。
地産地消のものがたくさんあってたくさんの人でにぎわっていました。
写真はその中で見つけた砂像です。

大黒天をかたどった神様や羽咋米をかかえるイノシシ?などが
上手に映っているのですが、製作者の年齢なのか
ところどころサブカル色が強く反映されていたように思えます。

一番思ったのが、背中の「ズキュウウゥン」という擬音表記。
どう考えても荒木飛呂彦先生の「ジョジョんの奇妙な冒険」の影響でしょう。

荒木先生といえば「空間にジッパーをつけて、別の空間とつなげる」というような
一読しただけで意味が分からないような抽象的な概念が特徴です(私見)。

道の駅のようなオフィシャルな場所に影響力を見つけて
とてもうれしくなったので、ついつい書いてしまいました。

2012年10月12日読売新聞インタビュー
「作品のテーマは『人間賛歌』です。
物語は人間が中心。神様は出てきません。
一見ひ弱そうでも、恨みの気持ちがすごく強い人は怖い。
でもそれが人間で、強い登場人物ばかりじゃない。
そんな人たちの衝突や戦いが、どのように解決されるのか描きたいです」

人口増加こそが唯一の確実な国家成長戦略

人口増加こそが唯一の確実な国家成長戦略(信長の野望の攻略本から記憶で抜粋
別に刺激的なタイトルなのは特に意味がありません。

日本では2016年には1.44となった合計特殊出生率(女性が一生に産む子供の数の平均)。
ちなみに、1990年代は1.66まで落ちていたフランスは2016年には約2.0でした。

なぜ1.66から2.0まで伸びたかというの要因の一つに考えられるのが
フランスが1999年に成立させた民法改正のいわゆる民事連帯契約です。

民事連帯契約(みんじれんたいけいやく)は、1999年にフランスの民法改正により認められることになった「同性または異性の成人2名による、共同生活を結ぶために締結される契約」である(フランス民法第515-1条)。通称PACS(パックス、仏:Pacte Civil de Solidarité)。連帯市民協約と訳すこともある。
異性あるいは同性のカップルが、婚姻より規則が緩く同棲よりも法的権利などをより享受できる、新しい家族組織を国家として容認する制度。1999年にフランスで制定されて以降、欧州各国に広まりつつある。(wikipedia)

これによって、事実婚の婚外子も法律婚の子と同様に扱われ、社会保障などの権利を享受できるようになりました。
なお、2012年はフランスの新生児のうち婚外子が54%で、両親が事実婚のほうが法律婚の数を上回っています。

子供の支援体制を政府が整えれば出生率は上がるという一つの証拠になるであろうかと思います
とかく今の日本は子供を産みにくいし育てにくい。結果として、親としても困るわけです、ええ。
そんなわけで人口減はまったなしなのです。