『「どこでもオフィス」仕事術―効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法』

『「どこでもオフィス」仕事術―効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法』
中谷健一
ダイヤモンド社

読後の感想
ノートパソコンや無線LAN、そしてインターネットを通じてデータをクラウドにおけるようになって、仕事はどこでもできるようになりました(守秘義務・機密情報関連の仕事はちょっと・・・ですが)。
そんなわけで、そんな働き方をノマドワーキング(遊牧民)といい、その効率的な方法について書かれた本です。
本書を通して一貫しているのは、どこでやるのが、もしくはどうやってやるのが「一番効率がいいか」という点です。
汎用的な仕事術ではなく仕事の特性、適性を選ぶため、このようなやり方は人によってはかえって選択ミスにより引こう率になるかも知れません。
それでもなおこの本がいい、と思える点は、効率化を徹底している点です。やりすぎ、とも思えるその行動はなかなか真似できるものではありません(最初のページにある著者の一日は脱帽です)。
というわけで、普通の人は参考程度に留めるのが吉だと思います。

ところで今日現在(2011/05/19)著者の「どこでもオフィス」websiteが見られないようになっているのですが大丈夫かな・・・

印象的なくだり

東京近郊であれば、電源検索サイト「ハックスペース」がとても使えます。いずれにしろ、自分で確認して発見した「穴場電源スポット」をリストにしておけば、イザというときにとても役立ちます(P086)。
むやみに情報を収集しても、活用できない情報ばかりが山のようにたまっていくだけですが、活用を前提に情報をキャプ チャーしてストックしていけば、あとで情報を取り出すことは容易になるのです。大切なのは、情報を収集することではなく、情報にアクセスしやすい環境を作 ることなのです(P135)。

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