ビールは人生のトラブルの原因であり解決である。

タイトルは、Simpson’sの夫ことHomer Jay Simpsonの言葉より。
首を絞められながら「おまえって、やつは~」と言われたいですな(余談

キリンビール工場に見学に行ったお話

先日読書会のTさんが幹事役となって
京浜急行生麦駅近くにあるキリンビール工場を
見学しにいってきました。
Tさん、予約等本当にありがとうございます(私信

そして、二次会に行く途中で初めてお会いしたMさんから
「ブログ読んでます、楽しんでます(意訳)」と
言われて大変うれしかったです。
ありがとうございます。
そして、もっと褒めて(褒めても伸びる子です

というわけで、キリンビール工場に見学に行ってきたお話。
写真や詳細等はきっとたくさんの人が書いていたりすると思うので
どちらかというと別の視点から。

まず行って驚いたのが、その設備の豪華さと専用の従業員の数。
そして、観光バスが何台も止まっていたことでした。
キリンビールが工場見学をやっていたのは知っていたのですが
まさかこんな大々的にやっているとは思いませんでした。
中にはいると受付、約40人くらいの団体にまとめ、
添乗員役の女性に引率され(約30分間隔で用意されている)ツアーで巡り、
工場を見学するという形でした。
そして、見学の最後にはビールの試飲と称して、
ビール(未成年にはジュース)が振る舞われるというサービスぶり(無論、全て無料)。

受付をすませたあとは、しばらく入り口のそばで出発を待つのですが
その待ち時間も退屈しないように
サッカー選手(オフィシャルスポンサーらしい)の
トリックアートの写真を用意したり
子供用にスタンプを押してくださるなど、
飽きさせない工夫が非常に上手くできていました。

で、まぁビール等はここで作っているので
費用としては余りかかっていないと(仮定)しても、人件費や
見学専用のスタッフ、設備を用意するのは大変だろうと思います
(行ったのは土曜日でしたが、平日にそんなに多くの人が
訪れるとも思いにくいので)。

では、なぜキリンビールはそこまで費用と時間、労力をかけて
(無料で)工場見学を行うかというと、やはり企業イメージや
自分たちの顧客が誰なのか、ということをきちんと理解しているからだと思いました。
(世の中に無料のものはなく、金銭以外の何らかの対価があるという前提に立っています)

そこで、ビールに似ているコーラと較べてみて
ツラツラと思ったことを書いてみました。
1.コーラに較べてビールは選択肢が多い。つまり代替品が多い。
大きく分けてコカコーラとペプシしかないコーラに較べて
ビールはアサヒ・サッポロ・サントリー・キリンと
その他外国ビールを入れると選択肢が多くて、すなわちライバルも多く
つまるところ、その銘柄・メーカーのものがなかった
としてもその他で解決してしまうわけです
(その銘柄に強い思い入れがある場合は別ですが)。

2.お店でおく種類が限られるので、お店に選ばれないといけない。
お店で飲む場合、お店にはビールの種類は多く置けません。
ビールサーバーを用意しているお店だと、特にそうでしょうね。
(まぁ沖縄だとオリオン一択なんでしょうけど、沖縄以外はそうもいかず
いろんな要素できまっているんでしょうな)。
コーラの場合は、占有率をあげるため特定のお店には原価で卸すなんて
こともあったりなかったりするんでしょうけど、真偽不明です。
じゃあ、お店に選ばれる要素として何が重要かというと、
やっぱり仕入れ値なのでしょう。
しかし、お客さんが「○○ビール」と指名買いしてくるのであれば、
お店も考慮してビールを選ぶんでしょうね、きっと。

というわけで、キリンに限らずビール会社は
「選ばれること」の重要性をしっかり理解しているので、
大枚はたいて、何かをスポンサードしたりして、
企業ブランドイメージを作っているんでしょうなぁ。

いや、ほんとにこういった費用対効果がきっちり出せない分野に
お金を掛けられるのは、長期的な視野に立っている証左ですよ、ね。

まとまりのないままおしまい。

それから、主催のTさん、Gさんとお嬢さんのHちゃん、Mさん、Bさん、
Pさんと、東急8500マニアのRさん、どうもありがとうございました(順不同