フリーダイヤルの間違え電話のお話

フリーダイヤルの間違え電話のお話

どういう訳だか、勤務先に最近フリーダイヤルの間違い電話が多いようです。
聞くとどこかの靴屋さん(?)のチラシか何かに勤務先のフリーダイヤルに似た番号が掲載されていたらしく、なぜか靴の注文が何件かきたそうです(勤務先は靴屋さんではありません

僕は直接対応してはいないのですが、漏れ聞くところによると
妙齢のご婦人方が多く、なぜか一方的な電話でこちらの話を
余り聞かない傾向にあったとかなかったとか。

ところで、フリーダイヤルってNTTコミュニケーションズの登録商標なんですね。
特許庁の登録商標検索結果より。

(111) 【登録番号】 第2200253号
(151) 【登録日】 平成1年(1989)12月25日
(210) 【出願番号】 商願昭60-104353
(220) 【出願日】 昭和60年(1985)10月15日
    【先願権発生日】 昭和60年(1985)10月15日
    【最終処分日】
    【最終処分種別】
    【出願種別】
    【商標(検索用)】 フリ-ダイヤル
(541) 【標準文字商標】
(561) 【称呼(参考情報)】 フリーダイヤル,フリー
(531) 【ウィーン図形分類】
(732) 【権利者】
    【氏名又は名称】 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
    【類似群コード】 11B01 11C01 11C02
    【国際分類版表示】 第9版
(500) 【区分数】 1
(511) (512) 【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
9 電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品

同様のサービスでも、KDDIはフリーコールSとかDXとか、ソフトバンクはフリーコールスーパーなどなど。
いずれも「フリーダイヤル」からの派生イメージなんでしょう。

最近、知的財産のお勉強を始めて、この手の登録商標の意義は、
商標を通じて、業務上の信用力、ブランド力を守る点にあるということなのですが、
フリーダイヤルという言葉はまさに商標登録にピッタリだなぁと
ひそかに感心していました、とさ。

まぁ、今回強く思ったのは、新しく電話番号を決められるようになったときは
・「いち」と「しち」が間際らしいので「1」と「7」は避けること
・「6」と「9」と「0」も間際らしいのでなるべく避ける
ということが分かりました。

かつて、ダイヤル式の黒電話だったころは、ダイヤルした後のダイヤルの戻りの時間を考慮して
警察は「1」「1」「0」(「1」はすぐに元のところに戻れるので急いでいても掛けやすい、
そして最後に「0」を使ったのはこのダイヤルが戻る時間を使って落ち着いて欲しい、
というような考慮が働いてきまったとか

また「119」もほぼ同様の理由だということ。

まぁ、いまどきダイヤル式の電話を探すほうが難しいかもしれませんね。

どっとはらい。