コーヒー豆のお話

そういや、数年ほど前に敬愛するざーさんことやまざきしんじさんとお話をしていて
書品の安全性を担保するものは結局トレーサビリティだよね、という話に
ずっと影響されているとかいないとか、のお話。
(まぁご本人はとっくに忘れているかもしれませんが・・・

わたくしの趣味の中で、そこそこ人に引かれない程度の趣味として
コーヒーを飲むことがあるわけですよ。
で、そのコーヒー豆のお話です。

日経ビジネスなんかを見ると、コーヒー豆の輸入が昨年度対比で約2割増し、
原因はコンビニコーヒーの市場開拓とな(2014.3.31号P.22.日経ビジネス)

以下引用

注目したいのは、既存の外食で、コーヒーの販売量が落ち込んでいない点。
カウンターコーヒーが、新規の客層を開拓したことの証しと言える。
ここ数年、横ばいが続いていたコーヒーの消費量は、2013年に3%程度伸びた。

引用終わり

で、まぁ消費が増えて裾野が広がるのはいいんですけど、気になるのが残留農薬のこと。

基本的にコーヒー豆はほとんど輸入品で、かつ、一カ国に依存しているわけではないので
輸入基準についてはポジティブリスト制度を採用しています。
そもそも、ポジティブリスト制度とはネガティブリスト制度に変わって登場した制度です。
ネガティブリスト制度は、日本政府がある一定の種類の農薬のみに基準を設定して、
審査基準とする制度です。この制度だと、一定種類の中に該当しない農薬がいくら残留しても
よいことになってしまい、結果として、日本政府が想定していない農薬が残留しても
制度上は基準を通過してしまうことになります。
まぁ、この制度だとよくないということで登場したのがポジティブリスト制度。
これは、基準が設定されていない農薬等が一定量以上含まれる食品の流通を原則禁止する制度。
ざっくりいうと、残留する可能性のある農薬全てが設定され、全食品に適用されるというもの。

で、日経ビジネスの記事によると、この基準が緩和されたって書いてあるのですが
そのあたりが調べても出てこないんですよねぇ。

その辺りコーヒー好きとしては気になる処なんですが、どうなんでしょ。
とはいえ、日本の基準では残留農薬が多すぎて輸入できない豆を
アメリカで焙煎してスタバが輸入するなんてことが堂々と
まかり通っているご時世ですからねぇ(遠い目

個人的には、毎日何リットルも飲むわけではないので、そんなに気にはしないのですが
蓄積するものだとちょっと、とは思います。
(かといって、単純にオーガニックがよい、というわけでもないところが辛いところ)

どっとはらい。