要するに、と言えるということ

よくお仕事で思うことが多いのですが
特に専門性の高い仕事は、実務を担当するものと
意思決定をする部分がきちんと意思疎通をしていないと大変なことになってしまいます。

というわけで、実務を扱う自分としては
意思決定をする相手にプレゼン的なことをするのですが
その際にいつも感じていることがあります。

それは、相手は僕のために時間を割いてくださっている、ということ。

無制限に時間があれば(そんな前提はおかしい)細かい話まで
面白おかしくお話はできるのですが、そんなことはありえません。
忙しいのにダラダラと無駄話をするのは失礼にあたるし
そもそも問題の所在が不明確な話を聞くのは、聞く方も辛いわけです。

というわけで、結果、開口一番ポイントだけを話そうと心がけているわけです。

で、相手が乗ってくれば詳細まで話すのですが
気にかけているのは相手の理解の度合いと、残り時間。

ちょっと難しい論理展開で「あれ?」って顔を相手がしたら
「ここまでで、ご不明なところやご質問などありますか?」と一旦まとめ、
大事なところや、残り時間がそろそろになったら
「まぁ、要するにコレコレこうと言うわけです」と締めるのが
僕の常套手段です。

ちなみに、この「要するに」という言葉、
相当勉強して理解しないと当然ながら言えないし
それまできちんと話していても「要するに」の後は割と崩したりします。
たとえば「まぁ、要するに、天網恢恢疎にして漏らさずちゅーことですな」的に。

敢えて崩すのは、そこを強調したいためで、
数少ない経験則で僕の合っている気がしますね。

要するに、いつもこのように話している、ということです(バシッ!