北陸新幹線の祖父と孫

明日の研修会のため北陸新幹線で上京(死後

新幹線の前に乗っていたおじいちゃんと孫のほっこりしたやりとり。
おそらく年のころは三、四歳くらいの男の子。

金沢駅でおばあちゃんらしき人が見送りに来ていて、「じゃあ気をつけてね」と言い残し去って行きました。
おばあちゃんがいなくなった後、
おじいちゃんと二人きりなので興奮しているのか、ジュースを飲んでは叫び、お菓子を食べては叫ぶ。
まぁ似たような子どもを持つ親の身としては微笑ましく見ていました(少し席が離れていたので声がそれほど気にならなかったというものありますが…

新幹線はオンタイムで金沢駅を出発し、窓の外は流れる景色になりました。

長野駅を出たころでしょうか、トンネルばかりで飽きたのであろうその子どもちゃんが
車内で何度も「はやくしんかんせんのりた~い、しんかんせんのりた~い」と大きな声で叫ぶのです。
その様子を見ておじいちゃんは優しく微笑むばかり。

…これは、もしかしてこの子、北陸新幹線に既に乗っていることに気づいていないのでは・・・?

おじいちゃん、今乗っているのが新幹線だよ、と言ってあげて・・・と心の中で思っていましたが
おじいちゃんは相変わらずただ優しく微笑むばかりなのでした。

疑惑が確信に変わったのは、東京駅に着いたとき。
こどもちゃんが「ねぇ、これからほくりくしんかんせん乗るの?」と聞いていたのを耳にして思わず苦笑してしまいました。

・・・今まで乗っていたんだけどねぇ。