今年も本をたくさん読んで、他人の人生を疑似体験しよう。

2019年を迎えました。
「門松は冥途の旅の一里塚」というように、新しい年を迎えるということは、それだけ「死」にも近づいているということです(あいさつ

新年を迎えるといつも「去年一年間で新しく経験したことは何だろう」とモヤモヤと思ってしまいます。
人は生きていくに従ってこの「経験」が増えていきます。
西田幾多郎曰く「経験するというのは事実其儘(そのまま)に知る」ということです。
『善の研究』より。

一度経験したことは、二度目、三度目は、前回よりも容易に予想できるはずです。
経験が増えていくとどんどん当たり前になり、最終的には意識すらしなくなります。
だから、二度目、三度目以降は一度目よりも判断が正確になり、また素早くなる、
年を経て経験が増えると、この結果予測と判断が迅速になる、
なので、経験は正しく積んでいけば積んでいくほど、いい、と信じています。

しかし、この経験、時間を掛けて積むしか方法はないのでしょうか?
10年間分を経験するためには、10年もかかるのか?自分の体験しかだめなのか。
いや、そんなはずはない。人間の頭は結構柔軟にできている(はず)。
つまり、自らが経験しなくても、本を読んだり、他人の話を聞いたり、ネットで調べたりと疑似経験ができる。
熊谷正寿さん曰く
「人間は書物を通じて、人の一生を数時間で疑似体験できる。だから、本を読め。生涯、勉強し続けろ」(P108)。
『一冊の手帳で夢は必ずかなう – なりたい自分になるシンプルな方法 』かんき出版

そんなこんなで2019年のモヤモヤを書いてみました。
(作成時間25分)