早起きは自分を賢くする

早起きは自分を賢くする
船井幸雄

読後の感想

 書いてある内容は平凡な早起きのための本という感じです。
あまり目新しいことや素晴らしい方法などは書かれていませんでした。
 それでもなお、この本がいい、といえる点は、「あの船井幸雄も言っている」と思えることでしょうか。
 それだけで説得力が増している気がします。

印象的なくだり

その強い意志を持つためには、具体的な目標がなければならない。
そうしなければ努力する方向が見えないからである。
と同時に、その決意には緊急性がなければならない、
それをぜひともやらなければならないという差し迫ったものがないと、決意を実践に移すことはなかなかできない(P144)。

(前略)つまり、早起きを長続きさせるコツの一つは、なぜ早く起きなければならないかという、起きるための明確な長期的目的を持つことだ(P145)。

このように三日坊主になってしまう原因は、いったい何だろう。
一つは、もともとその人がふだんの生活でも意志を持続できない性格だったということがある。つまり飽きっぽい性格だったことである。
第二は、その抱負を抱いたときに、それが実現可能であると、本心から確信していなかったということである。
つまり、単に理想として考えていただけで、本当にそうなるとは思っていなかったわけだ。
第三は、ぜひともやりたい、やってみたいという意志はあったのだが、途中で苦しさに負けて挫折したという場合である(P184)。