社会的ひきこもり―終わらない思春期

社会的ひきこもり―終わらない思春期
PHP研究所
斎藤環

読後の感想
 ことばとして「ひきこもり」は知っているが、意味は漠然あいまいとしてよく分からない、このような印象でしたが、本を読んだ後、少し輪郭がくっきりしたように感じました。

 著者は医師であり、多くの患者とかかわっている。よって、書いてある文章は経験に即したものが多く、非常に分かりやすく、臨場感にあふれたものでした。決して空虚なことではないという印象を受けました。

 ひきこもりだけではなく、他にも通用すると感じた考え方は、金銭に関する部分でした。
1.小遣いは十分に与える
2.金額は必ず一定にする
3.その額については、本人と相談して決める