『資格で起業』
丸山学
読後の感想
あ、最初に書いておきますが、そんなにうまい話はありません(再確認
とはいえ、この本を読んで起業についての考え方が根本から変わりました。
それは、いままで給与所得者を辞めて会社を興すことを「独立」と考えていましたが
実は考え方が後ろ向きである、ということに気付かされたことです。
実際には同じ行為であったとしても会社を興すことは「起業」であって独立とは別なんですよね。
実際「独立」だと会社から逃げているような気がしますし、
「起業」だと自分の手で、みたいな気になってきます(きました
言葉の取りようと言われればそれまでですがそんだけ。
印象的なくだり
サラリーマンという固定収入を得ながら勉強費用を捻出していますので、生活を脅かされるようなリスクは存在しません(P033)。
兼業受験生をポジティブに考えるマジックワード。
合格率とか気にしない…?
一般的には仕事しながらは不利、と考えていたし、自分も知らず知らずのうちにそう思っていた。
でも、このようにリスク側からもう一度状況を見直してみると、なんかいいことみたいな気がしてきた。
確かに受かる確率が低いものであれば低いほど、専業すると一か八かだもんなぁ。
気づくのが遅すぎて恥ずかしいくらいですが、士業のもとに訪れる依頼人の多くは「書類を作成していただきたいのですが」と言って訪れます。が、依頼人の目的は法律的に間違いのない書類を作成することではありません。もっと別に実現したい目的があって、その過程で必要に迫られて書類を作成しなければならないだけなのです。
たとえば、会社設立手続きを依頼する人は会社を作ることが目的ではありません。事業を成功させることが最大の目的なのです(P039)。
実は、見込み客を集めるいちばん簡単なコツは「情報提供」を行なうことなのです(P116)。