効果的に打ち水をするためには?
2019年もまだまだ暑いです。
地面の大半がアスファルトで覆われた日本では
気温が摂氏30度(以下全て摂氏)前後であったとしても
地表の温度は60度以上に達します。
いわゆるヒートアイランド現象です。
ところで、打ち水というものをご存じでしょうか?
路面や軒先、庭などに水を巻くことです。
原理としては、お風呂の後の扇風機と同じで
気化熱の作用で周囲の熱を奪い、熱が下がる作用です。
水の分子が地表にある熱を奪い、エネルギーに変えて
液体から気体に気化するというわけです。
環境省のモデルケースによると
表面温度(気温30度、風速0.5m/s)が60度の地表に打ち水をした場合
表面温度は60度から45度に下がるそうです。
そして結果として体感温度は1.5度程度涼しく感じられるとのこと。
駅や商業施設にあるドライミストも同様の原理で
霧状の水を噴射して、温度を下げています。
その打ち水を効果的に行うための条件もあったりします。
・気温の低い朝や夕方におこなうこと。
・日なたよりも日陰でおこなうこと。
・風の通り道の下でおこなうこと。
これらの条件を満たすと、同じ作業量でも
多くの涼しさを得ることができます。
打ち水をやるならば出来るだけ効果的に行いたいものです。
おちなし
どっとはらい。
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